カナヘビは共食いするのか気になりますよね。
・2匹捕まえたからできれば一緒に飼いたい
・親子で一緒に過ごさせてあげたい
・水槽が1つしかないから一緒にしたい
このような気持ちも凄く分かります。
しかし、もしカナヘビが共食いする生き物であれば凄く危険な環境となります。
注意点や対策も含めご確認ください!
カナヘビは共食いする?【親子は危険】
結論ですが、カナヘビは共食いする生き物です。
こちらの映像が分かりやすいためご紹介させていただけます。
実際に共食いした瞬間の映像はありませんが、事前に親が子供に噛みつく姿が確認されています。
そのため、子供のカナヘビがいなくなった可能性としては、親のカナヘビが子供のカナヘビを食べてしまった可能性が高いと考えられます。
ネットでもカナヘビを親子で飼育したら共食いしてしまったとの報告をみかけるため、カナヘビは同種でも自分より小さい個体を食べると言えます。
また、親子に限らずニホントカゲやヤモリの子供をカナヘビが食べることも十分あり得ます。
爬虫類は共食いする種類が多いため、基本的に多頭飼いには向いていないと言えます。
カナヘビは交尾の時に共食いする?
初めにこちらの映像をご覧ください。
見ていただくと分かる通り、カナヘビは交尾の際にオスがメスに噛みついて体を安定させます。
そのため、野生で目撃した際には「カナヘビが共食いしようとしている」と勘違いをされることも少なくありません。
カマキリのように交尾が終わればメスがオスを食べるようなことも基本的にはありません。
カナヘビの共食いを避ける対策
カナヘビの共食いを避けるためにはどのように飼育するのが理想的なのか?
また、多頭飼いは絶対に不可能なのか気になりますよね。
多頭飼いは基本的に避けるべき
これまでの解説で予想はつくと思いますが、基本的には多頭飼いはしないことです。
特に大きさが異なる個体同士は隔離しましょう!
親子でも共食いの可能性は十分にあります。
注意ポイント
・オス同士で喧嘩をする
・メス同士で喧嘩をする
・足や尻尾をちぎられて怪我をする
など、同じケースで多くのカナヘビを多頭飼いすれば喧嘩の頻度も増えます。
共食いまではいかなくても、怪我をして死んでしまう個体も出てくると言えます。
「子供のカナヘビが大人のカナヘビに噛みつかれて足を骨折した」などの話も耳にします。
多頭飼いする場合は大きいケースで隠れ家を用意する
多頭飼いする場合は、大きいケース(水槽など)で隠れ家を十分に確保する必要があります。
※枯れ葉をたくさん入れるなど
こうすることでカナヘビ同士が遭遇する機会も減ります。
逃げ場も作れるので、追われても少しは安心できます。
しかし、カナヘビは拒食することもあるため、全てのカナヘビが餌を十分に食べていないかチェックしなければいけません。
気付かなければカナヘビが餓死してしまうことも考えられます。
多頭飼いでカナヘビの共食いを抑えやすくはなりますが、別の問題も発生するため、やはり1匹ずつ分けて飼育したほうが管理もしやすいと言えます。
全てのカナヘビが長生きできますように
カナヘビは共食いする生き物です。
特に親子のようにサイズの違う個体を同じケースに入れて飼育するのは危険です。
対策として広いケースに変えて多頭飼いもした場合でも喧嘩はします。
拒食しているカナヘビを発見できなければ、餓死する可能性も十分に考えられます。
理想としては、やはり1匹ずつ分けて飼育することです。
野生のカナヘビが群れではなく単独で生活していることが答えでもあります!
似た例として「ヤモリの共食い」についても解説していますので、こちらも雑学としてご覧ください。