セミの目に対し様々な疑問の声を耳にします。
例えば、
疑問
・セミの目は2つじゃないと聞いた
・目が赤いセミを見かけた
・青い目のセミを見つけたら100万ドルの価値がある
などの話まであります。
この噂について真相を解明していきましょう。
セミの目の数はいくつ?
セミの目は2つあるように思われがちですが、実は「5つ」が正解です。
目であることが分かりやすいこちらは「複眼」と呼ばれ、物を見るための目です。
しかし、セミを良く観察すると、おでこの部分に3つの小さな丸い物があることが分かりますね。
この部分が残りの3つの目の「単眼」と呼ばれ、光を見る部分だと言われています。
セミを捕まえようと近づいていくと、気配を感じて逃げることがありますよね。
セミの目は見えないとの噂もありますが、しっかりと目で天敵の動きを観察していることが分かりますね。
目が赤いセミがいる?【エゾゼミやコエゾゼミ】
日本のセミとして有名なのは、
セミの種類
・アブラゼミ
・クマゼミ
・ヒグラシ
・ツクツクボウシ
・ニイニイゼミ
・ミンミンゼミ
こちらが身近なセミとして有名です。
しかし、日本に生息するセミは他にもたくさんいます。
基本的には目の色も黒色をしていますが、その中には赤色の目をしたセミがいます。
これが「エゾゼミ」や「コエゾゼミ」です。
私も子供の頃に1度は捕まえてみたいと憧れの種類ですが、フォルムは高級車のような見た目をしています。
赤い目をして「W」のマークにオレンジと黒のカラーがオシャレなため、私が1番好きなセミです。
他のセミの目の色と比較してみましょう。
【アブラゼミ】
【クマゼミ】
【ヒグラシ】
【ツクツクボウシ】
【ニイニイゼミ】
【ミンミンゼミ】
基本的に黒色の目をした種類が多いですよね。
都会で赤色の目をしたエゾゼミやコエゾゼミに会えたら写メを撮ってみると良いですよ。
セミの目の色は個体差がある?
セミの目の色は個体差により異なると言われています。
例えば、先程のエゾゼミの場合ですが、基本的に赤色の目をしている中でアブラゼミのような目をしている個体もいます。
光加減もありますが、アブラゼミの場合も黒っぽい個体もいれば、少し青色が入った個体もいます。
もし目の色が違うセミを見つけた場合、かなりレアな可能性があります。
実際に海外でも問題になった事例があります。
青い目のセミが100万ドルで売れる?
「Vanderbilt University」の記事では、「青い目をしたセミを見つけた人に賞金を出す」という話が広まり問題も起きたとの話がされています。
実際の記事を翻訳するとこちらになります。
ほとんどのセミは赤い目をしていますが、ごく一部は青か白の目をしていると、ヴァンダービルトの生物学者パトリック・アボット氏は確認します。"しかし、誰かがお金を払うというのは、繰り返される神話です。
この神話は、少なくとも2004年にまでさかのぼる。オベリン大学の「ワイルダー・ヴォイス」にセミについて書いているラモーナ・デメによると、2004年にボルチモアでセミの侵入があったとき、同じようなデマがあったそうだ。「ジョン・ホプキンス大学の生物学者が、青い目のセミを見つけた人に100ドルの賞金を出すという話が広まった」と彼女は書いている。
ある写真家が青い目のセミとされる画像を明らかにフォトショップで加工し、"There was a rumor going around that a blue eyed Cicada could fetch a million dollars... Pay up suckas!" (青い目のセミが100万ドルで売れるという噂があったんだ 払えよ!)というキャプションとともにFlickrというサイトに掲載したことがあった。
青い目をしたセミはかなりレアである可能性はありますが、写真で簡単に加工できるため実物でなければデマの可能性も高いと言えます。
最近では日本でも珍しいカラーのメダカやザリガニが改良され続け、高値で取引されたりもしています。
そのせいで奇形が生まれやすくなったりと問題は耐えないと言えます。
セミの場合も賞金が出たり高値で売れるのであれば、目に色を注入したりする輩も出てくると予測できます。