アシダカグモがいるということは、ゴキブリなどの害虫も潜んでいるのではと不安になりますよね。
実際に我が家でも頻繁に出た時期があり、アシダカグモが出る原因とある共通点が重なりました。
対処法についてもまとめましたのでご覧ください。
アシダカグモとは?【特徴を確認】
初めにアシダカグモの生態や習性について把握しておくことも対策のヒントに繋がりますので解説していきます。
アシダカグモは、アシダカグモ科(学名はHeteropoda venatoria)に属するクモの一種で、関東より南の暖かい地域に多く生息しています。
夜行性で薄暗くなる、または薄暗い部屋になると活動的になります。
実際にアシダカグモを捕獲して観察した際も朝~夕方はほとんど動かず、夜になるにつれ動きが活発になりました。
18時を過ぎても明るい夏場でも、遅い時間になると動き始めるため、時間帯も関係しているように感じます。
体の大きさは、
雌(メス):25〜30mm
雄(オス):15〜25mm
このように雌のほうが大きく、中には長い足を広げた状態で100mm以上になる個体もいます。
餌は昆虫類や小型の爬虫類などを捕食します。
人になつくとの噂もありますが、意外と臆病で攻撃性も高くありません。
⇒アシダカグモがなつく?それなら捕まえて飼ってみよう【衝撃の実験結果】
アシダカグモがいるということは?【出る原因と対策】
アシダカグモがいるということは、ゴキブリなど餌になる生き物が他にもいるのではと不安になりますよね。
アシダカグモが出る原因としては、
注意
①ゴキブリが家にいる
②ハエがいる
③家の回りに蛾が集まっている
④裏が山になっている
⑤換気扇や隙間などの侵入経路がある
⑥電気を付けずに生活している
⑦暖かい地域に住んでいる
主にこちらの7つが関係すると言われています。
それぞれ解説していきます。
①ゴキブリが家にいる
アシダカグモの主食はゴキブリだと言われています。
YouTubeでもアシダカグモがゴキブリを補食する瞬間が公開されています。
そのため、アシダカグモは益虫とされ昔から神の使いとして大切にしている地域も意外と少なくありません。
ゴキブリ嫌いの方にとってアシダカグモは食べてくれるので天使のような存在ですが、どちらも嫌いな人のほうが圧倒的に多いのが事実ですよね。
ゴキブリがいない家にはアシダカグモもいないと言われるほどですので、もしあなたの家や職場にゴキブリが出た場合、アシダカグモもどこかに潜んでいる可能性があります。
ゴキブリ対策をすることがアシダカグモ対策にも繋がるということですね!
②ハエがいる
アシダカグモはハエも捕まえて食べます。
※ハエの幼虫であるウジ虫も含む
そのため、部屋を掃除していなくてハエがたかっているような状況では、餌となるハエがわいてアシダカグモも集まってくる条件がそろう形になります。
もちろんハエだけでなく、ゴキブリなどの害虫も集まってきますので、汚い部屋ほどアシダカグモが出る可能性は高まると言えます。
③家の回りに蛾が集まっている
家の回りに蛾が集まっている場合、アシダカグモが補食しに集まっている可能性があります。
もしかすると、あなたが見つけたアシダカグモ以外にも潜んでいる可能性があります。
以前、公衆トイレの照明回りにアシダカグモが張り付いており、良く見ると蛾を捕まえて食べていた光景を今でも覚えています。
夜の玄関回りや公園のトイレなどはご注意ください。
④裏が山になっている
裏が山になっている場合、餌となるゴキブリなどの虫が家に入ってきやすくなります。
アシダカグモは獲物を追う習性があるため、ゴキブリが家にいるということはアシダカグモも潜んでいる可能性が高まります。
家の回りに防虫対策の薬品を撒くなどの対策をしなければ、ゴキブリは成虫から幼虫まで大小関係なく入ってきます。
そして、アシダカグモも大小関係なく家に入ってくるためご注意ください。
⑤換気扇や隙間などの侵入経路がある
換気扇やエアコンなどの隙間などがある場合、アシダカグモもそこから簡単に侵入してきます。
餌となるゴキブリもそこから入ってくるため、アシダカグモが追ってきた可能性も十分に考えられます。
早めに隙間がないか確認し、少しでも空いている部分は穴埋めをしましょう。
⑥電気を付けずに生活している
アシダカグモは夜行性なため、暗い環境を好みます。
夜にウォーキングへ行くと、公園のトイレやブロック塀など比較的見つけやすいイメージがあるほどです。
また、地下室のように湿気があり暗い部屋はアシダカグモも集まりやすいため、電気を付けっぱなしにするのも1つの対策だと言えます。
⑦暖かい地域に住んでいる
主食とされているゴキブリは、北海道にはほとんどいないと言われています。
しかし、クロゴキブリやチャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリは生息しているため、アシダカグモも確認されています。
とはいえ、温暖な地域に多く生息しているため、比較的関東から九州地方で多く確認されています。
ゴキブリやアシダカグモが大嫌いで困っている方は、数の少ない北海道に移住されることをおすすめします。
※家や地域により潜んでいますのでご注意ください
アシダカグモが出た【我が家の共通点】
我が家も毎年何匹もアシダカグモが出ます。
実は、ここまでに解説してきましたアシダカグモが出る原因①~⑦まですべての条件が揃っています。
注意
・静岡県に住んでいて雪もほとんど降らない暖かい地域である
・裏は山になっていて蛾なども照明に集まってくる
・ゴキブリは毎年何匹も家に入ってくる
・引っ越し用の段ボールを使っていない部屋に溜め込んでいたため、ゴキブリが卵を産んで繁殖していた
・ペットとして爬虫類から昆虫、熱帯魚などがいる
このように、アシダカグモがいつ入ってきてもおかしくない環境が整っていました。
反対に、実家は比較的寒い地域で部屋も綺麗にしていたこともあり、幼少期から家の中でアシダカグモを見たことは1度もありませんでした。
やはり地域と環境、餌の有無などが大きく関係してそうですね!
ゴキブリが頻繁に出た時期がありましたが、この時期にアシダカグモも2度見かけたため、タイミング的にも追って家の中に入ってきたと思われます。
アシダカグモが出た【対処法】
アシダカグモが出た場合、どのように対処すれば良いのか気になりますよね。
益虫として大切にされている地域もあるますが、家の中にいたら落ち着かないので殺すか逃げたのを確認しておきたいところです。
基本的にフマキラーなどの殺虫剤で殺すことはできます。
殺虫剤がない場合は、このようなマジックリンをかけても死にますが、動きが速いため部屋中に液体が散らばることになります。
確実で安心なのは、虫取網などで動きを止め、殺虫剤をかけて死んだのを確認することです。
ただ、アシダカグモを殺すと祟りがあるとも言われているため、こちらの記事をご覧ください。
⇒アシダカグモは絶対に殺すな!殺してしまった友人にふりかかった【祟り】
アシダカグモがいるならゴキブリもいる
アシダカグモが多い地域とゴキブリが多い地域は被る傾向にあります。
我が家もゴキブリが頻繁に出始めた時期にアシダカグモも見かける機会が増えました。
あなたがいないと安心していても、実は観葉植物のプランターの下に潜んでいたりもします。
大抵この時にアシダカグモが出てきた場合、ゴキブリの子供が土の中にいたりもします。
ゴキブリ対策をすることがアシダカグモ対策にも繋がるため、まずは隙間などの侵入経路や段ボールなどの棲み家を取り除きましょう。
そうすれば、アシダカグモもいなくなっているかもしれません。