アルマジロの天敵にはどのような動物がいるのか気になりますよね。
「鎧を着たような体なため、襲われても無敵だ」という噂もあります。
アルマジロは本当に天敵がいない最強の動物なのか、参考にご覧ください。
アルマジロに天敵はいるのか?
アルマジロの天敵ですが、無敵どころかかなりの動物に狙われやすいと言えます。
代表的な肉食動物としては、
アルマジロの天敵リスト
・ジャガー
・ヒョウ
・コヨーテ
・ボブキャット
・オオカミ
・クマ
・イヌ
・キツネ
・アライグマ
・大型の猛禽類など
このように、多種の肉食動物から襲われています。
なぜ弾丸も弾くと言われる体をもったアルマジロがこれほど多くの肉食動物から食べられるのか?
丸まれるアルマジロは2種類のみ?
実は、完全に丸まれるアルマジロは2種類しか見つかっていません。
そのため、お腹をかばいきれずに食べられる種類も含まれるということです。
最小種のヒルアルマジロの場合は背中と腕には硬い鎧がありますが、お腹は剥き出しですね。
引用画像:レゴ機械生物図鑑
全てのアルマジロが丸まれる能力があれば、イヌやキツネなどの襲撃には耐えられる可能性もあります。
ただ、現実はそう甘くはありません。
アルマジロの天敵対策とは?
1度丸まったアルマジロなら簡単に食べられないと思われがちですが、意外なことに大型の猛禽類などに捕まれば敵いません。
硬い鎧が主な防御手段であることには違いありません。
しかし、それでも対応ができない場合には鋭い爪で暴れたり、死んだふりをすることもあります。
アルマジロは意外なことに走力や跳躍力もあるため、素早く逃げたりもします。
また、アルマジロの一種であるナインバンドは、全身に空気を取り込み浮力を得ることで、水面を浮くこともできます。
生き残るために鎧だけでなく、他にも様々な能力を兼ね備えていることにも驚きですね。
アルマジロの最大の天敵は人間?
アルマジロにとって天敵は様々ですが、最大の天敵は人間かもしれません。
南米アマゾンを中心に、アルマジロは食用として現在も食べられています。
味もかなり美味しいと評判であり、高級食材として売られています。
世界恐慌の時代には、飢えに苦しむ人々の最後の砦にもなった食材の1つであり、貧乏人の豚肉として「フーバーホッグ」とも呼ばれるようになりました。
また、アルマジロは交通事故や毒殺、駆除など、人間都合による活動の影響を受けやすい生き物です。
最も大きな脅威と言われているのは、南米各地の熱帯雨林が森林伐採されたりと生息地が失われていることです。
アルマジロが今後絶滅しないかは人間の行動次第とも考えられます。
参考記事:a-z-animals.com