セスジスズメの幼虫が綺麗でかわいいと話題です。
しかし、警告色のような模様もあるため、セスジスズメの幼虫には毒があるのではと不安な声も少なくありません。
セスジスズメの幼虫には毒があるのか、触る前に必ずご確認ください。
セスジスズメの幼虫に毒がある?
初めにセスジスズメの幼虫をご覧ください。
黒色をベースに黄色の横にラインの入った模様や目のような赤い模様が均一に並んでいますね。
カラフルな警告色のようにも見えるため、セスジスズメの幼虫を捕食する天敵に対し「毒があることを警告している」ようにも思えます。
しかし、セスジスズメの幼虫に毒はありません。
毛虫のように毒性のあるトゲもありません。
私自身も子供の頃にセスジスズメの幼虫を手に載せて遊んでいました。
そのため、小さなお子さまが気軽に触っても危険性はありません。
※セスジスズメの成虫にも毒はありません
セスジスズメの毒性は食べ物次第?
※セスジスズメの成虫
よく海の生き物は食べ物により毒性を持つ可能性があると言われています。
例えば、ザリガニやヤドカリ、貝類などは食べ物により消化管に中毒性の物質が残っていたりもします。
⇒ザリガニの毒性|背中が危険?【食用として食べる際の注意点】
そのため、セスジスズメの幼虫も毒性を含む植物を食べている個体は毒を体内に蓄積しているのではと疑問の声もあります。
セスジスズメが食べる植物は、
・ヤブガラシ
・ホウセンカ
・ノブドウ
このような植物となります。
ヤブガラシは若い芽を天ぷらにして食べられています。
ホウセンカも生薬「鳳仙(ほうせん)」として飲まれています。
※苦味もあり、吐き気を起こす可能性もある
ノブドウの果実は食べられませんが、毒性があるという確かな証拠はないとも言われています。
そのため、セスジスズメが食べる植物が有毒という可能性は低いと予想できます。
セスジスズメの幼虫を食べても安全?
セスジスズメの幼虫には毒性がなく、食べる植物も有毒ではない可能性が考えられるため、セスジスズメを食べても問題がないのか確認しておきたいですよね。
実際に昆虫食として
セスジスズメの昆虫食
・素揚げ
・しゃぶしゃぶ
・チーズの包み揚げ
などの調理方法として美味しく食べられています。
そのため、セスジスズメの幼虫を食べても安全性は高いと言えます。
ただ、幼虫の体内は消化物が多いため、事前に1、2日おいて糞をさせたほうが良いですよ。
以上、セスジスズメの幼虫には毒もなく、昆虫食としても美味しく食べられいる食材でもあります。
1度試してみてはいかがでしょうか?