オケラはどのような鳴き声をするのか気になりますよね。
私は見た目の可愛さから、「キュッ」「ピィー」と鳴きそうだなと思っていました。
しかし、現実は大きく異なり、オケラはもっと昆虫らしい鳴き方をします。
今回は、このオケラの鳴き声を集め、ご紹介していきます。
オケラの鳴き声を紹介
オケラは「ジィーーー(ブォーーーー)」と低い音で鳴きます。
個体により差があるのか目的によるのさ、低めで鳴く時もあれば少し高めで鳴く時もあります。
中には、別の昆虫の鳴き声をオケラと勘違いされている可能性もあります。
昔は「ミミズの鳴き声」として勘違いされていました。
また、よく間違えられやすいのはクビキリギスですね。
こちらの動画は、もしかするとクビキリギスの可能性があります。
こちの記事でクビキリギスの鳴き声について解説していますので、比較してみてくださいね。
⇒クビキリギスの鳴き声がうるさい?年齢によって聞こえないようになる?
夜にウォーキングしていると、田んぼや茶畑などから聞こえてきます。
オケラはどこで鳴き声を出す?オスだけ?
オケラは地中に巣穴を作り、そこを共鳴室として使うことで、より大きな鳴き声を演奏します。
オスには、前羽の羽脈に発音器官があるため、ここを擦り合わせて音を出すことができます。
これはオスだけでなくメスにもあり、小さい音を発音できるようです。
オスは長く鳴きますが、メスは短く断続的に鳴くことが多いですね。
※そもそもオスメスの判別が難しすぎて、パッと見では区別できません
オケラの羽はセミやバッタのような長さはなく、短くガッシリとしています。
模様が入っているのが分かると思いますが、ここでコオロギやマツムシなどと同様に、羽を擦り合わせることで音が出る仕組みですね。
オケラを飼育していると、たまに「キィーキィー」と音がします。
しかし、これはオケラがプラスチックケースを引っ掻く音であるため、鳴き声ではありません。
オケラが鳴く理由とは?
オケラは、繁殖期に入る5~6月頃になると、頻繁に鳴き始めると言われています。
そのため、オケラが鳴く目的は繁殖(求愛)が大きく関係します。
私は天気が良い日は毎日ウォーキングしていますが、やはり暖かくなり始めた春から初夏にかけ、オケラの鳴き声をよく耳にするようになります。
しかし、オケラが鳴くのは必ずしも春から初夏に限るとは限りません。
オケラは何月頃に鳴く?
オケラが鳴くのは、地域にもよりますが4月~10月あたりと言われています。
私が住む地域は、11月頃でも夜は15℃あったりするため、冬でも鳴き声が聞こえることもあります。
もしかすると、沖縄のオケラは1月でも鳴いているかもしれません。
反対に、北海道のオケラは10月下旬にはほとんど鳴いていないかもしれませんよね。
オケラの鳴き声は求愛のサイン
オケラは、意外なことに「ジィー」と低い音で鳴きます。
また、オスとメスで鳴き方も少し異なります。
鳴く時期は地域による可能性がありますが、基本的に4月~10月頃まで聞くことができます。
私もオケラを捕まえるため、この鳴き声を頼りに穴を掘りますが、意外と見つからないんですよね。
何回か捕まえたことはありますが、オケラを捕まえること自体、なかなかハイレベルで難しいと言えます。
オケラの詳細は、こちらの記事に詳しくまとめていますのでご覧ください。
⇒可愛いオケラ大全集【餌・鳴き声・絶滅危惧種・捕まえ方・寿命・天敵など】