ミヤコヒキガエルは人になつくのか気になりますよね。
我が家には7匹のミヤコヒキガエルがおり、家族に迎えてから1年経過しました。
ここで疑問なのが、「迎えた当初に比べてなついてくれたのか?」ですよね!
それでは、さっそく飼育経過をご報告していきます。
ミヤコヒキガエルは人になつく?
結論ですが、ミヤコヒキガエルが人になつくことは基本的にないと考えられます。
※なついたように見えることはあるため、勘違いしやすい
しかし、人や飼育環境に慣れることはあると考えます。
その根拠について解説していきます。
なぜ人になつかないのか?
ミヤコヒキガエルだけに限らず、アマガエルやツチガエル、アズマヒキガエルなども我が家にはいますが、警戒心の強い子は1年経過しても逃げ回ります。
⇒アマガエルは人になつく?実際に飼育して確認【イエアメガエル・ヒキガエル・ツチガエルなどと比較】
例えば、壁を軽くトントンと叩くと集まってくることもありません。
中には食欲旺盛で警戒心がかなり弱い子もいるため、捉え方によっては「うちのミヤコヒキガエルはよってくるようになった」と自分になついたように感じやすい状況もあります。
我が家にもアダムという超警戒心の弱い子がおり、食欲旺盛なため、私が近づくとこちらを向き、すぐに手に向かってパクパクと舌をぶつけてきます!
時にはこんなポーズでこちらをずっと見つめてきます!
もし私がアダムだけを迎えていたとすれば、ミヤコヒキガエルは人になつくのではと考えるかもしれません。
しかし、実際は両生類が人になつくことは基本的にないと言われており、その理由の1つは「子育てをしないこと」に関係するとも言われています。
ということは、親から社会性を学ぶこともなく、ヒヨコのように「産まれてから初めて見た物を親だと思い込む」という刷り込み(インプリンティング)がある訳でもありません。
人や飼育環境には慣れる理由
ミヤコヒキガエルが人になつく可能性は限りなく低いと言えますが、人や飼育環境には慣れると言えます。
我が家にきた子を例に解説していきます。
上の子は通販で迎えましたが、うちに来た当初はガリガリで心配なレベルでした。
下の子は先ほどご紹介したアダムですが、まだ細いですよね。
餌はほとんど食べられず、食べようとはしますが上手く食べられない状況でした。
警戒心もかなり強く、私が近づくと必死に逃げ回るほどでした。
この子が1年後どうなったのか?
今では、ご飯の時間になると察知し、動く物にはすぐに反応します。
食欲旺盛で体つきも健康的になっていますよね。
まだ小さいため、2日に1回たっぷりの餌を与えていますが、今のところ食欲が落ちることは一度もありません。
当初は警戒して餌に反応しない日がありましたが、今では手から直接餌を食べてくれたりと警戒心レベルがかなり和らいでいる印象です。
警戒心が強すぎて食べない子もいる
我が家には7匹のミヤコヒキガエルがいますが、みな個性があり、警戒心の強さも様々です。
その中でも、こちらのヨシエはかなり警戒心が強く、一度人の気配がすると餌にまったく反応せず、常に水の中にいます。
1年前と比較をしてもまったく私に慣れておらず、むしろ悪化したように感じるレベルです。
ヨシエだけを飼育していた場合、ミヤコヒキガエルが人になつくことはないと考えるレベルで警戒心され続けています。
ミヤコヒキガエルを人に慣らす方法
ミヤコヒキガエルをなつかせることはできませんが、慣れさせることはできると考えています。
飼育していると分かりますが、ミヤコヒキガエルは、人の気配を感じると必死に逃げ回ります。
警戒心が強い子ほど必死さが増します。
キーポイントは「人影」だと感じています。
ヨシエを例にあげると、ご飯の時間は人影を察知されないように近づき、周りにミルワームを撒くようにして与えています。
他にもデュビアやワラジムシも入れておき、お腹がすいた時に食べられるようにしています。
また、ミヤコヒキガエルが警戒しづらい位置に飼育ケースを置くのも効果的です。
夜だとライトが部屋の中心にある構造がほとんどなため、人が近づくと影ができてしまいます。
飼育ケースが目線の高さにあれば影ができづらいため、ミヤコヒキガエルに警戒心を与えづらいです。
また、上にも物を置かないほうが良いです。
腕を上げた際に影ができ、ミヤコヒキガエル達がバタバタと逃げ回ります。
その中でも警戒心が超弱いアダムだけはジッとしていますが(笑)
このように、人影に注意をすれば、手からご飯を食べますし、手に向かってバクバクと舌を出してきたりもします。
ミヤコヒキガエルを迎える前に警戒心を確認しよう
ミヤコヒキガエルを迎えたい場合、基本的に通販での購入にはなります。
店舗によっては質問もできるため、事前に「餌をよく食べる子」「警戒心が弱い子」をお願いすると良いです。
アダムのように警戒心が超弱い子であれば、あごをヨシヨシと撫でても嫌がらなかったりと軽いスキンシップも楽しめます。
ミヤコヒキガエルが人になつくことは基本的にありませんが、人に慣れさせることはできるため、怖がらせないようにご注意ください。