メガロドンの天敵はモササウルス?命がけで戦った恐ろしい相手【5種】

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メガロドンの天敵はモササウルス?命がけで戦った恐ろしい相手【5種】

メガロドンは、過去に実在していた「最強のサメ」と呼ばれるサメの一種です。

しかし、意外にもこのメガロドンには天敵が存在し、その数は5種類と言われています

中には「モササウルスが唯一の天敵だ」と語る方までみえます。

今回は、噂の真相や天敵の特徴について、それぞれ解説していきます。




メガロドンとは?

メガロドンとは?

メガロドンは、今から約2300万年前~360万年前に生息していたサメの一種です。

体長は約10~20mもあり、映画のジョーズでさえ約7.6mの設定だったことを考えるとかなり巨大であることが分かります。

噛む力もティラノサウルスを越えるとの意見もあるほどです。

大きな口でクジラやイルカなど幅広い生き物を捕食していたようです。

とはいえ、深海で生活していたため、基本的に出くわす生物は限られていたとの意見もあります。

しかし、このメガロドンにもライバルであり、天敵が存在していました。

メガロドンの天敵【5種】

メガロドンの天敵【5種】

メガロドンの天敵には、主に以下の6種だと言われています。

メガロドンの天敵

①ジゴフィゼター・ヴァロライ
②アウロフィゼター
③ブリグモフィゼター・シゲンシス
④ランフォスクス
⑤リヴィアタン・メルビレイ

①ジゴフィゼター・ヴァロライ

ジゴフィゼター・ヴァロライは、2016年に化石が発見されたばかりなため、まだ深く知られていない生き物です。

見た目がシャチやマッコウクジラに似ていることから、「マッコウシャチ」とも呼ばれています。

体長は約6mほどであり、メガロドンと比較をすると小柄であることが分かります。

しかし、ジゴフィゼター・ヴァロライの歯は10~30cmあり、顎の力もかなり強かったと予想されており、メガロドンにも致命傷を与えるほどだと言われています。

②アウロフィゼター

アウロフィゼターは、マッコウクジラに似た生き物です。

体長は約6mなため、ジゴフィゼター・ヴァロライと同様にメガロドンとは比較にならないほど小柄なサイズです。

しかし、アウロフィゼターの特徴は群れで狩りをすることです。

メガロドンに対し、数で対抗していたとされています。

これは、現代のシャチがシロナガスクジラを襲う時と同じかもしれません。

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③ブリグモフィゼター・シゲンシス

ブリグモフィゼター・シゲンシスもマッコウクジラの仲間です。

体長は約7mあり、群れで生活していました。

強靭な顎と歯をもっており、食物連鎖の頂点に君臨していたとされています。

現在の日本周辺に住んでいた生き物でもあります。

詳しいデータは見つかっていませんが、群れでメガロドンを襲っていた可能性も予想できます

④ランフォスクス

ランフォスクスは、これまで解説してきましたクジラ類ではなく、地球上に存在したワニの中では最大と言われていたワニの一種です。

体長は約8~12mと言われており、クロコダイルの体長が約2~3mであるため、かなり大型であることが分かります。

仮説では、基本的に魚類を捕食していたが、現在のワニ同様、時には大型のクジラやメガロドンにも襲いかかっていた可能性は考えられます。

泳ぎもかなり上手く、メガロドンにとって厄介な相手だったはずです。

⑤リヴィアタン・メルビレイ

リヴィアタン・メルビレイは、「リヴァイアサン」と呼ばれるクジラです。
※ヘブライ語

体長はメガロドンを越える約20m、体重も50トンに達すると言われていました。

歯の長さは40cmにも達するため、メガロドンにとってリヴィアタンの一噛みはかなり危険だったと言えます。

メガロドンと同じ海域に生息していたため、壮絶な生存争いを繰り返していたことでしょう。




メガロドンが絶滅した理由

メガロドンが絶滅した理由

メガロドンは、大きな体格を維持するため、1日1トンもの食事をする必要があったと予想されています。

しかし、リヴィアタンなど他の生き物との生存争いにより、十分な食料を確保できず滅びてしまった意見があります

また、さらに有力な絶滅理由として、氷河期の水温にメガロドンが耐えきれずに絶滅したと言われています

メガロドンは、現代のサメと同様に、海水温に合わせて体温調整をしています。

同時に、捕食していた生き物も住みかを変える必要があります。

メガロドンが暮らしていた環境が大きく変わり、十分な餌も確保できなくなった可能性も考えられるとアメリカ地球物理学連合の会議でも発表されています。

モササウルスはメガロドンの天敵?

モササウルスはメガロドンの天敵?

ネット上で、「モササウルスがメガロドンの唯一の天敵だ」と語る方もみえます。

しかし、実際に2種が生息していた時代が異なります。

モササウルス:9,960万年前~約6,500万年前
※恐竜が生息していた時代
メガロドン:約2300万年前~360万年前

もし2種が同じ時代に生まれていた場合、モササウルスのほうが強いと語る専門家も少なくありません。

とはいえ、モササウルスの体長は約13~18mです。

大型のメガロドンは20mに達するとの意見もあるため、子供のモササウルスは餌でしかありません。

体長や状況により、戦局は変わってくるでしょう

メガロドン最大の天敵はリヴィアタン・メルビレイ

メガロドンの天敵として5種類ご紹介してきました。

メガロドンにとって、この中でもっとも恐ろしかった天敵はリヴィアタン・メルビレイかもしれませんね

体長もメガロドンより大きく、食料確保の問題も含め、まさに最大の敵だと言えます。

しかし、まだ化石が発見されていない生き物は山ほどいるため、メガロドンにとってもっと恐ろしい天敵がいた可能性は十分考えられます。

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