カマドウマは、その見た目から多くの人に恐れられる昆虫の一つです。
しかし、毒性についてはあまり知られていません。
この記事では、カマドウマの毒性に関する科学的な情報を提供し、その生態や人間への影響について詳しく解説します。
カマドウマとは?
カマドウマ(Rhaphidophoridae)は、バッタ目(Orthoptera)に属する昆虫で、主に洞窟や地下室などの暗く湿った場所に生息しています。
日本では「便所コオロギ」とも呼ばれ、その独特な外見と長い脚が特徴ですよね。
意外にも国内では約14種類が確認されており、その生態や行動にもさまざまな特徴があります。
カマドウマに毒性はある?
私も子供の頃は、見た目の色合いから毒性があるのではと近寄るのを控えていました。
結論ですが、カマドウマに毒性はないと言われています。
毒腺も存在しないことが科学的に確認されており、つまりカマドウマ自体が毒を生成したり、分泌したりすることはありません。
そのため、カマドウマが噛むことで毒が注入されるといった心配はないということですね!
カマドウマによる人間への影響
カマドウマには毒性がないことが分かりましたが、他に危険性はないか確認しておく必要があります。
カマドウマによる直接的な影響
カマドウマが人間に対して直接的な健康被害をもたらすことは非常に稀だと言われています。
カマドウマが人間に噛みつこうと襲ってくることも基本的にありません。
噛み傷は極めて軽微であり、通常は消毒を行えば十分です。
アレルギー反応などの二次的な問題が生じる可能性はほとんどありません。
カマドウマがもたらす間接的な影響
間接的な影響としては、カマドウマが生息することで、心理的な不快感を引き起こすことが挙げられます。
やはりカマドウマは見た目が気持ち悪く、私も子供の頃は本当に生理的に受け付けられない昆虫NO.1でした。
とくに不規則に飛び跳ねるため、昆虫採集で出くわした際にはパニックになることもありました。
また、カマドウマが食品に侵入した場合、衛生上の問題が生じる可能性があります。
しかし、こちらは適切な管理と清掃を行うことで十分に防ぐことができます。
カマドウマは食べると危険?食中毒は?
カマドウマを食べる方は意外と少なくありません。
それほど多いとは言えませんが、昆虫食をする方の中では「釜飯が旨い」との意見もあるほどです。
⇒カマドウマは釜飯が美味い?
また、人気YouTuberのおろちんゆーさんもカマドウマを洞窟で捕まえて素揚げにして食べていますね!
しかし、カマドウマは生き物の死骸を食べることもあるため、体内に府廃物が残っている可能性があります。
そのカマドウマを食べることで、体内に毒素が残っていることがあるため、体調不良を起こすリスクもゼロとは言えません。
もしカマドウマを料理して食べる際には十分にご注意ください。