「ドーベルマンは飼わないで」と説得する声を耳にします。
昔から多くの人を支え、家族としても愛されている犬達の中で、なぜドーベルマンがとくに警告されているのか?
そこには、ドーベルマンが起こした悲惨な事件や危険性、歴史など様々な要因が関係しています。
また、「どうすればドーベルマンを従順に育てることができるのか?」についても解説していきます。
【この記事を書いた人】 監修:Shinya ドッグトレーナー1級、ペットロスケアアドバイザー、ドッグシッター、動物看護士など動物関連の資格を10個以上取得している
【危険な理由】ドーベルマンは飼わないで?
ドーベルマンに対し、なぜ「飼わないで」と言われるのか、
ポイント
・実際に起きた事件
・過去の歴史
・映画などによる悪印象
・口コミ
主にこれらが関係していることが分かっています。
さっそく調査した結果をご覧ください。
ドーベルマンによる事件
実際にドーベルマンが引き起こした事件について紹介していきます。
3つ目はドーベルマンが起こした訳ではありませんが、話題性やドーベルマンが危険なのか判断する要素として載せさせていただきました。
ドーベルマンがカメラマンを襲う事件
YouTube動画にこのような映像を見かけました。
こちらのドーベルマンは、自宅から脱走して殺傷事件を起こした子だったとのことです。
※殺処分寸前で保護された
動画ではドーベルマンが撮影中のカメラマンを襲い怪我をさせています。
コメントでも様々な意見がかわされていますが、こちらのトレーナーさんは本当にレベルの低い方なのか?
もちろん事前に防げた事故だとは予想できますが、保護活動を懸命にされていることは素晴らしいことだと感じます。
全てを把握しておらず、映像だけで批判はするべきではないと感じます。
この事件をきっかけに「名古屋市の殺処分ゼロ」も急加速したとのことです。
参考記事:DOG DUCA
反町さん夫婦のドーベルマンが起こした事件
反町隆史さん松嶋菜々子さん夫妻の飼っているドーベルマンが住人の女性の脚に噛みついたことで起こった事件です。
私自身お二人のファンですので衝撃を受けました。
この事件のポイントは、「被害者とは慰謝料と治療費を支払うことで示談は成立していたが、被害者が事件を理由に退去したことで管理会社が反町夫婦に対し損害賠償を求め裁判を起こしたこと」にあります。
犬の1つの行動が大事に繋がる可能性があるため、ドーベルマンに限らず注意が必要です。
参考記事:KYUNKYUN
2022年4月に起きた話題となった事件
ニュースでもかなり話題となった事件です。
容疑者がドーベルマン2匹を窃盗した疑いで逮捕されましたが、「ドーベルマンの飼育環境」に不満があったことが理由だったようです。
犬を愛する立場としては、私も同じ気持ちになるかもしれません。
ただ、飼い主にとっては「管理不足の可能性は考えられるが大切な家族であった」かもしれません。
実際にこのドーベルマン達は人に対しなつっこい性格だったようで、社会性などは満たされていた可能性もあります。
※参考記事:Yahooニュース
ドーベルマンの歴史
ドーベルマンが危険なイメージが歴史にあるのか確認していきましょう。
こちらはWikipediaの引用となります。
19世紀末、ドイツのテューリンゲン州に住んでいたブリーダー、カール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマンによって警備犬としてジャーマン・シェパード・ドッグとジャーマン・ピンシャー、ロットワイラー、マンチェスター・テリアとの交配により生み出された。
カール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマンは税金徴収官を仕事としていたため普段より現金を持ち歩くことが多く、優秀な警備犬の必要性を感じこの犬を生み出したとされる
引用記事:Wikipedia
警備犬として従順であり、さらに筋肉質で俊敏性も優れた犬種になるよう交配が繰り返されていることが分かります。
テリアの血も入っているため、気性も荒い傾向にあります。
そのため、犬の飼育経験がない初心者がドーベルマンを迎えた場合、
注意
・社会性不足
・信頼関係不足
・間違ったしつけ方法
などが原因で精神的にも不安定な子になりやすく、事件を起こしてしまう可能性も高まります。
ドーベルマンの飼育を反対する声【本当に多い?】
「ドーベルマンを飼わないで」と飼育を反対する声は本当に多いのか、Twitterや5chなどの掲示板サイトを調査しました。
その結果、
反対する声
・ドーベルマンが悪いとは思わないけど、やっぱ触るのは怖いよな
・管理できないなら飼わないで欲しい
・アホな飼い主は飼うな
・犬の賢さに感謝して、飼い主は2度と飼わないで欲しい
・長めのリードで散歩させないでほしい
・近所のドーベルマンが怖いため、散歩のタイミングをずらしてる
・子供には近づけたくはない
このように、ドーベルマンの窃盗事件に対する意見も多く含まれますが、やはり散歩中にドーベルマンとでくわし愛犬が襲われる恐怖を感じていたり、子供に近づけたくはないと警戒する声も少なくありません。
良い例が、日テレが2022年5月に放送しているニュースです。
2022年4月にも逃げ出していることもありますが、やはりドーベルマンが2頭も逃げ出したことでニュースとして放送させています。
近所の方も「不安だ」「子供が心配」だとコメントしており、ドーベルマンが危険であるため注意を促すメッセージとも受け取れますよね。
もし、
・凶暴なチワワが2頭また逃げ出しました
・あのトイプードルが2頭逃げ出しました
・噛み癖のあるポメラニアンが2頭逃げ出しました
このように小型犬ではニュースになることもないですよね。
反対に、土佐犬が逃げ出した時も大きなニュースとなっていたため、危険性の高い犬種ほど注意を促す必要はあるとは言えます。
とはいえ、ドーベルマンの危険性については、「ドーベルマンではなく、飼い主に対する意見」がかなり多い状況でした。
「犬の問題行動は、飼い主が原因のケースが多いこと」について、過去よりも浸透しているように感じます。
映画でも危険な犬として起用
ドーベルマンが怖い犬種だと感じている方は、Twitterや掲示板サイトの調査結果でも本当に多いように感じました。
その理由の1つは、ドラマや映画などにあると言われています。
さまざまな映画でドーベルマンを見かける機会がありますが、起用されるシーンは「危険な犬」を連想させるケースが多いように感じます。
例えば、私が大好きなセントバーナード主演の映画「ベートーベン」でもドーベルマンが登場しますが、登場シーンでは歯をむき出しにし、ヨダレをたらしながら威嚇をします。
※2分あたりから
私がこのシーンを初めて観たのは幼稚園の頃でしたが、当時は「ドーベルマンは凄く怖い犬種なんだ」と恐怖を感じた記憶があります。
もちろん今ではドーベルマンも大好きな犬種ですが、危険な犬種の代表格としてドーベルマンが映画などで起用されることもドーベルマンが怖い犬種を印象付けているように感じます。
もし、私のように映画の印象だけでドーベルマンが危険なイメージを抱いている方は、例えば散歩の際にドーベルマンと遭遇した場合、「うちの子が襲われないか不安」だと感じる可能性は高まると予想できます。
優しい印象のゴールデンレトリバーであれば、むしろ「触らせてもらっても良いですか?」とお願いしてしまうかもしれませんよね。
とはいえ、実際にドーベルマンは世界中で事件を起こしている犬種であり、「特定犬」として指定されています。
詳しく確認していきましょう。
ドーベルマンは「特定犬」に指定されている
ドーベルマンは国内だけでなく海外でも事件を起こしていることから、「特定犬」として指定されている地域もあります。
日本での「特定犬」は?
茨城県では、特定犬としてこちらの8種類の犬種が指定されています。
①危険性があるとあらかじめ判断される犬
②人を2回以上噛んだことがある犬
こちらを県知事が指定した犬種が特定犬です。
特定犬に指定された犬は「オリ」の中で飼育しなければいけません。
もちろん頑丈なオリの中なら脱走の可能性も抑えられますが、犬にとって、家族として理想的な環境なのか意見も分かれる決まりでもあります。
海外でドーベルマンは飼育禁止されている?
海外ではドーベルマンの飼育禁止状況などはどうなのか気になりますよね。
面白い記事が見つかりましたので紹介させていただきます。
アメリカには危険犬種として犬種を指定している都市が860都市あります。
しかし、ドーベルマンは全体のわずか2%です。
また、ドーベルマンに対し何らかの規制を行なっている都市は、
860都市のうち13都市でした。
カリフォルニアでは、ドーベルマンへの規制は一切なく、むしろチワワに対し危険犬種として飼育が禁止されています。
参考記事:DOBERMAN TIMES
チワワは国内でも怖いイメージを抱く方はたくさんいます。
ドーベルマンが小さくなったことをイメージしてみてください。
チワワは体が小さいため噛まれても少しの怪我で済みますが、もしチワワがドーベルマンのサイズだったら?
考えると怖いですよね。
もしチワワが大型犬だったと考えたら、恐ろしい事件が国内だけでもかなり増加していたでしょう。
ドーベルマンは本当に危険な犬種?
ドーベルマンは本当に危険な犬種なのか?
まずはドーベルマンの性格を考えてみます。
ドーベルマンの性格について
ドーベルマンはもともと警備犬などを目的に品種改良を繰り返された犬種です。
その中で気性の荒いテリア系の血も混ざっています。
そのため、トレーニング次第では獰猛で危険な姿をみせます。
軍用犬や警察犬などでも活躍している子達も、トレーニングされて必要な状況で役目を果たします。
ただ、ドーベルマンは凄く賢く従順な犬種です。
忠誠心も高く、忍耐力もあります。
子犬の頃からしつけを徹底すれば、良し悪しを把握しやすい犬種です。
問題点としては、柴犬のように忠誠心が高いため家族以外の人間や他の犬に対して警戒心が高くなりやすいことです。
ということは、社会性やしつけ不足により来客や散歩中に他の人や犬を怪我させる可能性が高いと言うことでもあります。
これはドーベルマンだけに限りませんが、やはり可能性は他の犬種に比べて高いと言えます。
犬の威嚇には共通点がある
ドーベルマンの性格について解説してきましたが、犬はそもそも威嚇する理由があります。
基本的には社会性不足により「他の人や犬が怖くて警戒する意味」として威嚇をする犬は多いです。
チワワが良く威嚇して吠える行動がまさにそうですね!
散歩させない飼い主が多く、来客者に対し警戒して吠える意味には
注意ポイント
・誰か知らない人が縄張りに入ってきた
・何をされるか怖い
・飼い主を守らないければいけない
など、自分から相手を噛みついてやろうと感じているよりも、「恐怖心」や「警戒心」などが強いです。
私は生まれつきの気性で「人を殺してやろう」と向かっていく犬はいないと考えています。
ドーベルマンの飼育が大変な理由【5選】
ドーベルマンを迎えたいけど「飼わないで」と呼び掛けをされていて不安な場合、事前に「ドーベルマン飼育が大変な理由」についてまとめましたので、参考にご確認ください。
ドーベルマンの飼育が大変な理由
1.運動量が多い
2.お金がかかる
3.飼育環境が限られる
4.しつけが必要になる
5.抜け毛が多い
1.運動量が多い
ドーベルマンは、チワワやヨークシャーテリアのような小型犬に比べて運動量が必要な犬種です。
そのため、散歩時間もチワワと一緒では不十分です。
理想は、広い庭やドッグランで好きなだけ走り回らせてあげるくらいが良いです。
本来、犬は家でのんびり食っちゃ寝するために産み出された生き物ではありません。
運動不足やストレスを溜めさせないためにも、ドーベルマンは運動量がとくに多い犬種であることを忘れてはいけません。
2.お金がかかる
ドーベルマンは大型犬です。
犬を迎えた場合、生涯にかかる費用はサイズにより異なり、
生涯にかかる費用は?
小型犬:300~400万円
大型犬:400~500万円
猫:100~200万円
このような違いになると言われています。
車1台を買う費用と変わりませんよね。
ドーベルマンをブリーダーから20万円で迎えたから終わりではなく、ご飯代や治療費など膨大なお金が必要になることを忘れてはいけません。
3.飼育環境が限られる
前半で解説したように、ドーベルマンは特定犬に指定されています。
そのため、「オリ」の中で飼育をしなければいけません。
部屋の中で自由に寝かせ、オリには閉じ込めたくないと用意しないでは済みません。
4.しつけが必要になる
人を襲わない子にするためには、いろんな人や犬に合わせるなど社会性は必須です。
ドーベルマンはとくに噛む力も強く、筋肉質な犬種です。
しつけをしなければ悪いことを理解できず、子供や他の犬を噛む子になってしまう可能性もあります。
そもそもしつけが必要ない犬種はいませんが、ドーベルマンの場合はとくに注意する必要があります。
5.抜け毛が多い
ドーベルマンは短毛ですが、実は抜け毛はかなり多い犬種です。
我が家にも短毛のボストンテリアがいましたが、換毛期になると抱っこをするたびに抜け毛が腕にビッシリ残るほどでした。
短毛のデメリットは、この抜け毛がクッションなどの布に刺さり抜けにくくなることです。
そのため、例えば奥さんまたは旦那さんが綺麗好きでこだわっている場合、抜け毛問題で喧嘩に発展する可能性はあります。
ブラッシングは週に1回程度で問題ありませんが、抜け毛を抑えることはなかなか難しい問題です。
ドーベルマン飼育に向いていない人【7つの特徴】
ドーベルマンを迎える前に、必ずこの「7つの特徴」についてご確認ください。
どれか1つでも該当していれば、迎えるのは検討された方がよいです。
7つの特徴
1.迎えたい理由に覚悟がない
2.初めて犬を飼う
3.しつけ方を知らない
4.高齢で散歩ができない
5.金銭的な余裕がない
6.多忙で愛犬に時間をとれない
7.愛犬のために勉強ができない
1.迎えたい理由に覚悟がない
ドーベルマンに限らずすべての犬に当てはまりますが、犬を迎える理由がはっきりしていない場合、再度考え直したほうがよいです。
犬を1匹だけ迎えることがどれだけ重大な出来事なのか?
このあと解説もしますが、
注意
・貯金がなくなった
・散歩が面倒だから行かない
・育てるのが面倒になってきた
・子供に噛みついてどうしたらいいか分からない
・死んでしまった時の悲しみが辛すぎた
このような問題が待っています。
私は、「犬を迎えることは、1つの夢が叶うこと」だと伝えています。
それくらい重大な出来事であるため、再度考え直してみてください。
2.初めて犬を飼う
ドーベルマンは、飼育難易度が高い犬種です。
そのため、初めて犬を飼う人に最適な犬種とは言えません。
ポイント
・初めての散歩は、3回目のワクチン後が良いの?
・雨の日は散歩できないけど、どうすれば良いの?
・ドーベルマンが特定犬らしいけど、何したら良いの?
このように疑問だらけですよね。
チワワやトイプであれば運動量もそれほど多くはなく、比較的飼いやすい犬種ではありますが、ドーベルマンとなると話は別です。
3.しつけ方を知らない
しつけ方を知らない初心者がドーベルマンを迎えた場合、他の犬や人を襲う事件を起こさせてしまう可能性は高まると言えます。
例えば、迎えた子犬の甘噛みが治らず噛癖も悪化。
さらに、来客者に対し威嚇をするようになり、叱り方も間違えていたため、興奮がエスカレートして噛みつき怪我をさせてしまった。
このような展開になる可能性は十分にあります。
ドーベルマンは非常に頭がよく、全犬種の中でもトップ10にはいると言われています。
しつけが下手な方でも理解してもらいやすいと思われがちですが、賢いからこそ飼い主との主従関係が乱れてバランスが崩れた場合、「自分が飼い主を守らなければ」と他の犬や人を威嚇するようになります。
この時に叱り方を間違えると、さらに問題行動を悪化させることにもなり、力も強く噛まれたら命にも関わる問題になるため、ドーベルマンが初心者には難しい犬種であることが分かりますよね。
4.高齢で散歩ができない
ドーベルマンは大型犬のため、チワワやポメラニアンが引っ張る力とは比になりません。
引っ張り癖がある場合、大人でも制御するには一苦労です。
そのため、高齢者がドーベルマンがカッコいいからと迎えた場合、子犬の頃はいいですが、大人になったドーベルマンを散歩させるのは難しいだけでなく、転んで骨折をする危険性なども含まれます。
犬を親へのプレゼントに選ばれる方も見えますが、犬種選びはとくにご注意ください。
5.金銭的な余裕がない
ドーベルマンを迎えた場合、生涯必要となる費用は約400~500万円になると予想できます。
治療費がかかる特定の病気にかかった場合、さらに金銭的な負担は増える可能性まであります。
そのため、「飼ってみたらなんとかなる」と考えるのは、迎えたドーベルマンにとっても不幸を招く可能性があります。
病気の治療費を支払えずに死なせてしまったでは、自分を責め続け、大きな後悔が残るでしょう。
金銭的な余裕がない状況であれば、ドーベルマンを迎えるのは控えたほうがいいと言えます。
6.多忙で愛犬に時間をとれない
仕事や勉強が忙しく、愛犬に対しなかなか時間をとってあげられない場合もドーベルマンはもちろん、犬を迎えるタイミングではないと言えます。
例えば、犬の散歩は毎日するのが当然です。
「多忙なため、犬の散歩ができない」では、ただの言い訳でしかありません。
愛犬の運動不足、ストレス発散、社会性などさまざまなメリットがあり、散歩はとても大切なコミュニケーション方法です。
注意
・今日は疲れたから散歩はやめよう
・今日はまだ遊びしたいから明日帰ろう
・忙しいからペットホテルに数日預けとこう
これでは愛犬は幸せになれません。
あなたと出会わなかったほうが良かった可能性もあります。
なぜなら、その子はもっと幸せにしてくれる飼い主さんと出会えていたかもしれませんからね!
7.愛犬のために勉強ができない
ドーベルマンは、とくにしつけを徹底する必要があります。
また、犬を育てる場合、しつけ以外にも食べさせてはいけない食材や病気対策など、その都度勉強しなければいけないことはたくさんあります。
そのため、「ドーベルマンがカッコいいから買った」程度の考えでは覚悟が足りない人が多く、飼育放棄にも繋がりやすいと言えます。
愛犬が幸せに暮らせるように勉強することは、飼い主が努力すべき責任です。
【注意点】ドーベルマンを迎える前に
ドーベルマンを今後迎えたいと考えている場合、どのような注意点を意識すべきなのか?
これまで触れてきた部分も含め解説していきます。
①社会性は必ず身に付ける
ドーベルマンだけに限らず、犬にも社会性は必須です。
私達が幼少期に社会性が不足すると犯罪を起こしやすくなるように、犬にも社会性を身に付けさせる必要があります。
例えば、
ポイント
・多くの人に慣れさせる
※見た目や性別など
・音や車などに慣れさせる
・場所に慣れさせる
など、子犬の頃に多くの経験をさせてあげることが大切です。
できれば生後2、3ヶ月から半年までには多くの経験をさせたいところです。
散歩も毎日欠かさず行くようにしなければいけません。
オリにずっと入れられていた犬は、人に対しかなり怯えて警戒する傾向にもあります。
その状態の犬に対し無理に触ろうとすれば、犬は最後の手段として噛みつく行動に出る可能性は高まります。
②正しい叱り方を徹底する
こちらは世界的に有名なシーザーミランさんのトレーニング風景です。
歩行者に対し威嚇する問題行動に対し、正しい叱り方と落ち着かせ方を気づかせてあげることでガラッと態度が変わることが分かります。
このパターンで間違った対応は、無理にリードを引っ張って飼い主が騒ぐことです。
犬は前に進みやすくなり、飼い主が応援してくれていると誤解する可能性などもあります。
③不妊治療も視野にいれる
不妊治療により攻撃性のあるオスが穏やかになりやすくなると言われています。
発情期のメスも一時期気性が荒くなることがあるため、不妊治療をすることで落ち着きやすいこともメリットです。
病気のリスクも抑えられるため長く一緒にいるためには必要な対策です。
ただ、ペット先進国では不妊しない国も多く、意見も日本とは異なります。
犬本来の姿で生涯をまっとうさせることが理想との考えがあることも1つの理由ですが、この気持ちは凄く分かるためどちらを優先にすべきかは結局飼い主さんの判断次第です。
飼い主に従順なドーベルマンを紹介
ドーベルマンは非常に賢く、社会性もしっかり身についていれば飼い主さんにも従順です。
甘えてくるドーベルマンは、かなり可愛いので動画をご紹介しておきますね!
表情もよく、とても危険な犬種には見えませんよね!
※社会性や信頼関係は本当に重要です
ドーベルマンは育て方次第で最高のパートナーになる
ドーベルマンは、実際に様々な事件を起こしている犬種です。
危険なイメージもありますが、実際には忠誠心も高く、育て方やしつけ次第では凄く愛嬌もあり可愛い犬種です。
大型犬であるため、噛み癖など問題があると怪我をさせて事件になる可能性も高いため、「ドーベルマンを飼わないで」と警告する声は増えます。
しかし、小型犬のチワワはもっと性格に問題のある子が多いのではと考えます。
もしチワワが大型犬だったらと想像すると、間違いなくドーベルマンと同じ立場になると予測できます。
私も子供の頃に観た映画「ベートーベン」でドーベルマンは怖いイメージがありましたが、初めて会った子が凄く優しい子で印象もガラッと変わりました。
初心者向きではない犬種ですが、社会性やしつけは特に意識していただき、必要な運動量も満たしてあげれば穏やかで従順なパートナーになってくれるでしょう。