ザリガニの背中に毒性があるとの噂があります。
食用として食べられている国もありますが、「それは種類が違うため日本で捕まえられるアメリカザリガニや日本ザリガニは危険なのでは?」との声もあります。
ザリガニには毒性があるのか食べる前に必ずご確認ください。
ザリガニに毒性はある?
ザリガニに毒性はないと言われています。
※ただ、必ずしもそうとは言えません(後半で解説)
爪に挟まれて毒が注入されることもありませんので、子供でも安心して触れ合うことができます。
※挟まれたり、汚い河川で捕まえたザリガニには菌が付いている可能性はある
実は食用として世界中で人気
アメリカでは「crawfishking」などザリガニ料理を出している専門店もあり、味もかなり美味しいと評判です。
※レビュー記事はこちら
⇒【衝撃】アメリカで「ザリガニ」を食べてみた結果 → ウマさと値段に震えた
2018年にはIKEAでザリガニフェスが開催され、ザリガニプレートやザリガニジャンバラヤが提供されています。
※レビュー記事はこちら
⇒あのザリガニが食える!?ザリガニ料理を食ってみた!【IKEAザリガニフェス】
また、捕まえたアメリカザリガニを食べてYouTubeにUPされている方も最近ではたくさんみえますね。
背中の黒色は通常の体色
ザリガニには背中が黒い個体もいますが、これは通常の体色ですので問題ありません。
私が飼育している子もまだ成長途中のため、まだ色はまばらです。
また、大人のザリガニにも赤色の個体から少し黒色が強く出ている個体もいます。
現在はホワイトザリガニやシザー(真っ黒のザリガニ)なども人気ですが毒性はありません。
食生活により毒素を含む可能性がある?
ザリガニを飼育していると分かりますが、魚やエビ、ワカメなど様々な食材を食べ、もちろん共食いもします。
ザリガニが生息しているのは用水路や河川などです。
川魚には毒性のある種類はいないと思われがちですが、実は私達と身近な鯉にも胆のうに「5α‐シプリノール硫酸エステル」という毒をもちます。
また、アカザやギギのヒレにも毒があります。
もしザリガニがこの毒性のある魚の死骸を食べた場合、体内に毒素を溜め込む可能性はゼロとは言えません。
また、ロブスターはザリガニの仲間です。
※ザリガニ下目である
食品安全委員会によると、ロブスターの肝膵臓から危険なレベルの毒素が検出され、「米国食品医薬品庁(FDA)は7月28日付でアメリカンロブスターの肝膵臓の摂取に関する注意喚起を公表した」と記載されています。
参考記事:食品安全委員会
こちらもロブスターの食生活により、毒素を含む餌を食べたことが原因である可能性が予想されます。
ザリガニを食べる際の注意点【中毒】
実は味もかなり美味しいと評判のザリガニですが、いくつか注意点もあります。
海外では、ザリガニは死んでから6時間以内に食べなければ菌が繁殖しやすく中毒を起こす可能性が高まると言われています。
参考記事:Sihai network
ザリガニをレストランで食べる際には体内に溜まった汚れなども出されていると予想しますが、鮮度を見極めるコツもあります。
それは、ザリガニを食べる前にザリガニの体を確認し、
尾が丸まっている:鍋に入る前まで生きていた
尾がまっすぐ伸びている:鍋に入る前には死んでいた
爪がない:腐敗してない
このように見極めることができます。
※あくまでも可能性として
死んだザリガニは鉛中毒を起こす可能性があります。
ロブスターの頭部は重金属や細菌を吸収しやすいとも言われているため、鮮度の悪いザリガニを食べる際には頭部を取り除いたほうが良いです。
このように、ザリガニを食べる際にも注意点があるため、食用として食べる際には1~3日ほど水道水に入れて泥抜きをし、新鮮なうちに綺麗にブラシで綺麗に洗ってから高温で調理すると良いです。