ビーバーの天敵にはどのような動物がいるのか気になりますよね。
川に巣を作るため天敵も少なそうなイメージですが、ビーバーの天敵は水生動物なのか陸生動物なのかご確認ください。
また、天敵対策にビーバーがどのような対処法を徹底しているのかについても注目です。
ビーバーの天敵
ビーバーの生息域として有名なのは、メキシコ北部からカナダなど北米大陸全土の範囲となります。
そして、ビーバーの天敵は、主にオオカミやコヨーテなどの肉食動物と言われています。
しかし、具体的には他にも
ビーバーの天敵
・タカやワシ、フクロウなど
・ヒグマ、クロクマ
・キタカワウソ
・オオヤマネコ
・マウンテンライオン
・クズリ
このように、かなり多くの肉食動物が天敵となります。
空からも陸からも狙われるため、常に警戒していなければいけません。
また、ビーバーの天敵は私達人間も含まれます。
ビーバーを捕獲し、肉や毛皮などを目的とするためです。
ビーバーの生息域は北米大陸以外にもアジアやヨーロッパなども含まれますが、やはりアカギツネやユーラシアオオカミなどが天敵となります。
北米のビーバーと同様に、肉や毛皮を得るため人間に狩られることがあります。
そのため、モンゴルではビーバーの狩猟は違法となっていますが、密漁者の存在は現在も問題となっています。
参考記事:pets on mom
ビーバーの天敵対策とは?
ビーバーは「森の大工さん」と呼ばれるほどの巣作り名人であることが知られています。
まずは小川に木の枝を積み上げて巣を作ります。
そして、下流に木の枝を積み上げてダムまで作ります。
さらに巣の工事を繰り返して巣とダムを大きくしていくんですね。
小川の中に巣を作るため、ビーバーの天敵から身を守ることができます。
さらに巣の部屋は泥や小石などで固められているため冬でも温かく頑丈です。
ダムが凍り氷の上をオオカミやコヨーテが歩いて渡ってきたとしても簡単には壊せないため安全性も高いと言えます。
もし遭遇した際にも、ビーバーは尾を水に叩きつけて威嚇をし、天敵を追い払うこともあると言います。
ビーバーの巣は天敵には最適な造りである
ビーバーの天敵はオオカミやコヨーテだけでなく、かなり様々な肉食動物に狙われます。
そのため、陸生動物からは狙われづらい小川に巣を作ることは利にかなっていると言えます。
そして、入り口も水面より下に作られているため陸生動物の侵入を防ぐ対策にもなります。
過去には衛生写真にも映るほど大きなビーバーの巣も確認されており、その大きさは約850mとも言われています。
匂いが敏感な動物に対しても対処しやすいため、このビーバーの珍しい巣には天敵対策として理想的な巣とも言えますね。
ただ、ビーバーのダムは永久凍土を溶かし、メタンなどの温室効果ガスが放出されて地球温暖化を悪化させる可能性があると言われています。
また、このようにビーバーがかじって倒した木が電線にぶつかりネット回線に影響を与えたりもしており、問題視もされています。
ビーバーにとっては天敵対策や子育てなどにも必要不可欠な巣ですが、意外な問題点も少なくありません。
ビーバーが地球温暖化対策として駆除の対象になる可能性も考えられるため、ビーバーにとって1番の天敵は私達人間になるかもしれませんね。