マグロの卵の大きさは体に比例して大きいのか気になりますよね。
鳥の卵もニワトリに比べてダチョウのほうが何倍もの大きさです。
そう考えると、やはりマグロの卵もかなり特大になると予想できますが、実際はどうなのでしょうか?
また、味は美味しいのか、相場についても確認してみましょう。
マグロの卵の大きさ
引用画像:天然マグロの焼津屋
マグロの卵は意外なことに「直径約1mm」とかなり小さいサイズです。
直径約1mmと言われてもイメージをしづらいと思いますので、他の魚種と卵の大きさを比較してみましょう。
卵の大きさ(直径) | |
マグロ | 約1mm |
メダカ | 約1.5mm |
スズキ | 約1.3mm |
ブリ | 約1.3mm |
ウナギ | 約1.6mm |
サケ | 約5mm |
このように、私達が見慣れているサケで比較をするとかなり小さいことが分かりますね。
また、メダカの卵よりも小さいことには驚きを隠せません。
体のサイズで比較すれば何倍もの違いがあるにも関わらず、卵の大きさでマグロが負けるとは誰が予想したのでしょうか?
マグロの卵嚢は特大
引用画像:天然マグロの焼津屋
マグロの卵1粒のサイズは小さめですが、卵嚢は手のひらサイズを越えるほどの大きさです。
200kgクラスのクロマグロの場合、卵嚢は約80cmほどの大きさになり、直径は約15cmになります。
そのため、この1つの卵嚢にはかなりの数の卵が詰まっています。
多くの魚種にも共通して言えますが、稚魚の生存率はかなり低いと言われています。
そのため、マグロの稚魚がより多く生存し、種の存続を維持させるためにはこれほど大きな卵嚢で多くの稚魚を産まなければいけないということでもあります。
マグロの卵は美味しい?
マグロの卵は珍味としても人気があります。
流通が少ないのは獲れる時期が限られているため、決して不味いからではありません。
ポイント
・煮付け
・ホイル焼き
・マヨネーズ和え
など様々なレシピがあり、味も濃厚で卵のプチプチ感はイクラと数の子の間と言われています。
煮付けで食べるほうが臭みも抑えられて美味しいと評判ですので、もしマグロの卵を手に入れる機会がありましたら試してみる価値はあります。
マグロの卵の値段【相場】
マグロの卵はいくらで販売されているのか?
6月~8月には通販でも販売はされていますが、他の時期は基本的に「売り切れ」になっている店舗も少なくありません。
※9月では遅い可能性もある
楽天市場でも生のマグロの卵は取扱店はなく、加工された「煮こごり」であれば購入ができます。
マグロの卵嚢500gあたり「約1,300円~約2,500円」で販売されている店舗が多い状況です。
ただ、今後マグロの希少価値が高くなれば、そもそも卵を食べることができなくなる可能性もあります。
マグロの卵は希少
マグロの卵は希少です。
捕獲量も減っているため、卵を持っているメスは逃がすなどの対策が必要です。
マグロの卵は卵嚢の大きさの割に1粒の大きさはメダカの卵よりも小さいため、種の存続にはかなりの稚魚を産む必要があると言えます。
マグロの卵は希少ですので、私はまだ食べたことがありませんが、食べるのは控えようと考えています。
それがマグロの保護に繋がるのであれば!