ゲジゲジに毒性はあるのか気になりますよね。
見た目が気持ち悪いことから、噛まれた(刺された)時に腫れるのではと不安な声も少なくありません。
日本には小型の「ゲジ」と大型の「オオゲジ」の2種類がいるため、この2種による毒性の違いについても確認する必要があります。
今回は、このゲジゲジの毒性や危険性について、さらに噛まれた(刺された)際の対処法も含め解説していきます。
ゲジゲジに毒性はあるのか?
ゲジゲジに毒性はないと言われていますが、毒牙(実際には顎肢)があり微毒をもっています。
そのため、「無毒」は嘘の情報となります。
しかし、ムカデのように強力な毒性ではありません。
そもそもゲジゲジは噛む力が弱いため、人の皮膚を貫通することも難しいほどだと言われています。
とはいえ、オオゲジの場合は顎肢か皮膚にくい込むと少し痛いです。
ただ、もし噛まれたとしても、ゲジゲジがもつ毒による症状はミツバチの刺傷よりもひどくはなりません。
少しジンジンと痛む程度です。
生物ライターの平坂さんも検証されているので、参考にご覧ください。
私がゲジゲジに噛まれた経験
私も昔はゲジゲジが苦手で、嫌いな生き物WORST3にランクインしていました。
しかし、昆虫を観察するようになり、朽ち木の下からゲジゲジが出てきても慣れ、今では触るのも平気なレベルになりました!
そこで、ゲジゲジに毒性があることは知っていましたが、平坂さんのように実際に試してみないと分からないと思い、腕を噛ませてみることに!
たしかに、ゲジゲジから噛みつくことはなく、手で抑え込んで刺激を与えてみたところ、毒牙で腕を挟もうとしていました。
とはいえ、私が試したのは小型のゲジだったため、痛みもほとんどなく、少しピリピリするかな程度でしたよ。
オオゲジは試したことがないので、もう少し痛みは出ると思いますが、やはり見た目の気持ち悪さに慣れれば害はないと改めて感じました。
ゲジゲジに噛まれた【対処法】
私の場合、ゲジゲジに噛まれても多少ピリピリする程度で、翌日には跡も分からない程度でした。
しかし、個体差や個人差はあるため、念のため噛まれた患部を真水で洗いましょう。
後半でも解説しますが、傷口から細菌感染する可能性もあるため消毒も行っておくと良いですね。
もし傷口が悪化した場合、病院へ行き医師に診てもらいましょう。
ゲジゲジは危険性の高い生き物?
ゲジゲジは、ゲジもオオゲジも人には無害だと言われています。
自ら人を襲うことも基本的になく、手にのせたらすぐに噛みつかれるほど獰猛でもありません。
人が近づくとすぐに逃げるほど臆病であり、警戒心の強い生き物でもあります。
そのため、危険性は低い生き物だと言えますね!
日本には古くから「ゲジゲジが頭を這うとハゲる」「ゲジゲジに頭を舐められるとハゲになる」という俗説がありますが、根拠はなくただの迷信です。
もし見かけても、見た目の気持ち悪さをグッと押しこらえ、ゆっくりと距離をとりましょう。
ゲジゲジの毒性・危険性【よくあるQ&A】
ゲジゲジの毒性や危険性に対しよくある質問をまとめましたので、参考にご覧ください。
猫や犬が食べたけど大丈夫?
ゲジゲジを見かけた猫や犬が襲い、そのまま食べてしまう子もいます。
しかし、その影響で体調を崩し、動物病院に運ばれたという話は聞いたことがありません。
もし万が一、体調に何らかの不良が起きた場合は動物病院につれていきましょう。
毒性はないけど寄生虫はいる?
ゲジゲジは見かけによらずキレイ好きです。
毛繕いする姿が可愛いという方も見えますね!
そして、基本的に病原菌や寄生虫もいないと言われています。
とはいえ、朽ち木の下や洞窟などで生活していることから、体に細菌やダニなどが付着している可能性はあります。
もしかすると、ハリガネムシのような寄生虫が体内にいる可能性も否定はできません。
ゲジゲジは安全性の高い生き物
ゲジゲジには毒性がありますが、ムカデのように強力なものではありません。
また、臆病な性格なため、自ら人を襲うこともほとんどありません。
噛む力も弱く、危険性の低い生き物だと言えます。
その分、見た目の気持ち悪さは強力ですが……