ニホンヤモリの餌に虫を用意できない状況ってありますよね。
家にあるもので代用ができればすごく楽です!
虫以外にニホンヤモリの餌として代用できるものを「家にあるもの」に限定してご紹介していきます。
重要な注意点や理想の餌についても解説していますので、必ずご確認ください。
【ヤモリの餌】家にあるもので代用できる?
ニホンヤモリの餌を家にあるもので代用したい時には、どのような食材が良いのか?
そもそも食べてくれるのか気になりますよね。
ニホンヤモリに最適だと言われている有名な食材でそれぞれ確認していきましょう。
バナナ
ニホンヤモリの餌にバナナを与える方もみえます。
実際に私も与えたことがありますが、食べるというよりは舐めるほうが多いです。
ただ、首をこちらに向けて少し夢中になる様子もあるため、嫌いな餌ではないと感じます。
カルシウムも含まれているため、虫餌がない緊急時に与えておくのも良いです。
ただ、理想の餌ではないため、こちらの記事を1度ご確認ください。
⇒ヤモリの餌にバナナ?実際に与えた映像や食性から分かる注意点
ハム
ハムをニホンヤモリの餌に代用できるのか考える方も意外とたくさんいます。
実際に食べてはくれましたが、食い付きは良くありません。
はしでつまんで動きを付けてあげなければ反応もしてくれないことがほとんどです。
また、ビタミンBなども不足しており、塩分が多いことも気になります。
生肉
ニホンヤモリは生の鶏肉でも動きをつけると食べてくれます。
しかし、たんぱく質含有量やその他の栄養素も虫に比べると理想的とは言えません。
生肉への反応も鈍いため、旅行時には腐ることも考えると代用には向いていません。
⇒ヤモリの餌にハムや肉!わざわざ虫を用意する必要がなくなる?
魚
魚を食べるのか気になる意見もありますが、魚も塩分が気になるところです。
鮮度が悪ければニホンヤモリの健康にも影響を与える可能性があるため、代用品として与えたい餌ではありません。
自然界でニホンヤモリが魚を補食するために水辺に集まることもないため、理想的な餌ではないと言えます。
ゼリー
ヤモリ用のゼリーは販売されています。
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ただ、こちらは果物も食べる雑食性のヤモリ用です。
※ヒルヤモリなど
代用はできますが、ニホンヤモリに最適な栄養素は不足しがちです。
植物食を好むヤモリには専用のゼリーも良いですが、日本のヤモリは肉食性のため、こちらも最適とは言えません。
ヤモリに家にあるもので餌を与える場合【注意点・対処法】
ニホンヤモリに家にあるもので餌を代用する場合、注意点と対処法があります。
まずは注意点について解説していきます。
【注意点】病気になる可能性が高まる
ニホンヤモリは、必要な栄養が不足すると「くる病」や「脱皮不全」などの病気になる可能性があります。
そのため、家にあるもので餌を代用した場合、カルシウムが不足して脱皮を上手くできずに成長を妨げる可能性もあります。
特に注意しなければいけないのは「くる病」です。
くる病の症状
ニホンニホンがくる病になると、
注意ポイント
・壁を登れなくなる
※足の指が上に反り返るなど
・尻尾が曲がる
・顎が外れて戻らなくなる
・餌を食べなくなる
などの症状が表れやすくなります。
そのため、必要な栄養を追加しなければ餌を食べられなくなる可能性が高まります。
【対処法】栄養を追加する
くる病の予防を最優先に考え、ニホンヤモリにバナナやハムなどの肉を与える場合、カルシウムやビタミンDなどをプラスしてから与えると良いです。
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カルシウムだけ与えていても、ビタミンDが不足するとカルシウムは体内に吸収されづらくなります。
そして、あくまで私の経験やネットの情報も含めた情報となりますが、これまで家にある食べ物の中では生の鶏肉やバナナが良かったです。
ただ、あくまでも「代用として家にある食べ物の中」です。
日光浴をさせてあげることもくる病を予防する1つの対策です。
では、ニホンヤモリにとって理想の餌は何か
ヤモリにとって理想の餌とは?
ニホンヤモリにとって理想的だと言われている餌は「コオロギ」です。
また、他にも
・ミルワーム
・ダンゴムシ
・アリ
・カマキリ
・ハチ
・我や蝶
などの虫餌もあるため、これらの餌もニホンヤモリには最適な餌なのか解説していきます。
コオロギ
ニホンヤモリを飼育する方のほとんどがコオロギを餌として与えています。
その理由としては、
・たんぱく質が豊富
・脂質も適度に接種できる
・保管がしやすい
・手に入りやすい
などが理由となります。
ホームセンターやペットショップでも販売されている場所は多いため、ケースに餌を入れて保管しておくと良いです。
ミルワーム
ミルワームもニホンヤモリの餌として有名です。
ただ、脂質が多いため与えすぎると消化不良を起こす可能性もあるため注意が必要とも言われています。
痩せた個体やおやつ程度にあげると良いです。
ダンゴムシ
ニホンヤモリはダンゴムシを食べないと言われています。
ただ、子供の頃に与えた時には食べました。
時期にもよりますが、庭の植木や石の下を探せば見つかる可能性は高いため確保しやすい昆虫です。
もちろんワラジムシなど似た種類で代用もできます。
食い付きが良い餌ではないため、おすすめはできません。
カマキリ
小さいカマキリなら子供のニホンヤモリでも食べられますので与えることができます。
しかし、カマキリはヤモリやカナヘビも食べます。
オオカマキリやハラビロカマキリの成虫を与えることは避けたほうが良いです。
最終的にカマキリを育てることになってしまいます。
蛾や蝶
このように、家にニホンヤモリが住み着いている場合、蛾や蝶を狙う姿を見る機会が最も多いと言われています。
私の家でも明かりに集まってきた蛾を毎晩ニホンヤモリが狙いに来ています。
本来はコオロギよりも理想的な餌だとも考えられます。
ただ、毎回蛾や蝶を捕まえるのは大変ですので、ほとんどの方がコオロギを購入して与えるようにしています。
ミミズ
ミミズをニホンヤモリが食べるという話は聞いたことがありません。
わざわざ土の中にいるミミズを狙うために土を掘ることもないため、理想的な餌とは言えません。
小さいミミズなら与えれば食べるとは思いますが、釣り用のミミズはニホンヤモリよりもサイズの大きい個体が多いため、途中で吐き出してしまう可能性もあります。
クモ
クモはニホンヤモリも普段から食べている餌の1つです。
小型の小さいクモを実際に食べた瞬間を見たことがあります。
私はクモが苦手なため捕まえて与えることはできませんが、川や公園に行けば小さいクモはけっこう見つかるため確保はできます。
ただ、ペットショップには餌用のクモを取り扱っている店舗はほとんどないため、自分で捕まえる以外には手にいれることが難しい餌です。
ナメクジ
ナメクジは寄生虫を宿している可能性もあるため、理想的な餌ではないと感じます。
動きも遅いため反応も良くはないでしょう。
ニホンヤモリがナメクジを普段から食べているという情報が見つかりませんでしたが、頻繁に狙っている餌ではないとことには違いありません。
ハチ
ハチにもスズメバチやクマバチなど大型のハチもいるため、ニホンニホンには少し大きる種類は少なくありません。
また、小さいニホンヤモリでは大型のスズメバチに殺されてしまう可能性もあるため一緒には入れないほうが良いです。
ミツバチのような小さいハチなら食べる可能性もありますが、確保が難しいため選ぶべき餌ではないと言えます。
ハエ
ハエもニホンヤモリは好んで食べます。
子供のニホンヤモリならコバエくらいのサイズが食べやすいです。
釣り餌に「サシ」があります。
放置しておくとハエに成長するため、そのままサシを与えても良いですし、成長させてハエを与えるのもありです。
ゴキブリ(デュビア・レッドローチ)
様々な爬虫類の餌としてデュビアやレッドローチも有名です。
食い付きも良く、こちらもペットショップなら置いてある店舗も多めです。
管理もしやすいので、餌としては理想的に近いと言えます。
実際に家に出たクロゴキブリの幼虫にも過剰に反応していました。
たんぱく質や脂質なども程よく含まれて良いです。
アリ
ニホンヤモリはアリも食べますが、好んで食べる餌ではないと言われています。
反応も良くないと耳にします。
これまで紹介してきたコオロギや蛾などの柔らかい昆虫を食べる傾向にあるため、もしアリを毎回与えた場合はストレスを感じているかもしれません。
ヤモリが餌を食べない時【対処法】
ニホンヤモリが餌を食べない時にはどうすれば良いのか気になりますよね。
私達のように1日3食料理を作って食べる訳ではないので、飼い主の私達が責任をもって健康管理をしてあげなければいけません。
動きをつける
ニホンヤモリが餌を食べない時は、ピンセットで餌をつまみ動きをつけてあげると良いです。
口元でやると反応しやすくなり、近づいて舌を出したり口を開けるしぐさをします。
食欲があれば基本的に食べてくれますが、それでも食べてくれない時も少なくはありません。
様子をみることも大切
焦らずに様子をみることも大切です。
無理やり口を開けて食べさせなくても、生きたコオロギを入れておくと、朝起きて確認したら食べていることがあります。
私達にも食欲があるように、ニホンヤモリにも食べたい時があります。
捕まえた直後に餌を食べない場合は、
・ストレス
・既に食事が済んでいる
・体調が悪い
などの可能性もあるため、無理に食べさせるよりも様子をみてから判断することも大切です。
ヤモリの餌を与える頻度について
ニホンヤモリに餌を与える頻度は、一般に
子供:毎日(1日1回)
大人:3日に1回
※個体よりも小さいサイズに合ったコオロギを2~3匹
ビタミン剤などのサプリメント:週に1~2回を適量
このように言われています。
しかし、家に住み着いている個体は毎晩餌を探しにきます。
観察していると、1匹の蛾を食べたあとでもすぐに次の餌を探しています。
1時間ほど観察をしていましたが、この間に5匹の蛾を食べており、次の日も頻繁に同じ個体が蛾を食べていました。
昆虫によっては大人のニホンヤモリに対し、「3日に1度、コオロギ2匹」では足りない可能性も考えられます。
与えすぎも消化不良の可能性が高まりますが、自然界では食べられる時に食べている状況だと感じます。
個体によっては多めに与えて様子をみても良いと言えます。
ヤモリの虫餌を購入するなら?【通販VS市販】
ニホンヤモリ用にコオロギを購入する際に近くのホームセンターや通販ではどちらが安いのか気になりますよね。
実際に値段を比較してみましょう。
イエコオロギの値段【通販】
イエコオロギの場合、通販ではサイズによって値段も変わります。
「SSサイズ200匹」の場合は1,300円(税込)です。
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しかし、「Sサイズ180匹」になると値段は1,950円まで値上がります。
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基本的に数は必要になるため100匹ほど購入すると良いですが、少ない数でも販売されているため様子を見ながら購入するのも良いです。
その際は近所のホームセンターやペットショップならすぐに手にはいり効率的です。
イエコオロギの値段【市販】
カインズホームでは乾燥コオロギが498円(税込)で販売されています。
また、別のホームセンターでは缶詰めの生タイプも販売されています。
動きをつけて与えなければいけないため、理想としては生き餌です。
こちらのホームセンターでは、イエコオロギのSサイズが100匹で825円(税込)ですので、店舗にもよりますが通販と比較してもそこまで大差はないと言えます。
https://twitter.com/o6L59PY4DPvrTJn/status/1384017138814386178?t=8GeYpdHZZt2tqnVivOJ6dQ&s=19
イエコオロギの値段【ジモティー】
ジモティーでもイエコオロギが販売されています。
100匹で800円など値段も比較的安めです。
利用者も多いとは聞きますが、個人での取引となるためご注意ください。
通販に比べると安く、中には無料の募集もあるのでこまめにチェックすると良いです。
【最安値】コオロギはヤフオクが安い
私はいつもヤフオクでコオロギをリピート購入します。
出品が多く、欲しいサイズでも探しやすく、さらに値段までやすいのでオススメです。
リピート購入で〇%増量のサービスもあったりするので、コスパの良い出品を探してみましょう!
ヤモリの餌は自然的を基準にする
二ホンヤモリの餌について解説をしてきました。
基本的に家にあるもので餌を代用することはおすすめできません。
もし代用する際には、カルシウムやビタミンDなどが含まれたサプリメントを追加する必要があります。
理想的な餌としてはコオロギですが、自然界では蛾を頻繁に食べています。
また、餌を食べる頻度も大人の個体で3日に1度コオロギ2~3匹では足りない可能性もあります。
なぜなら、自然界ではもっと貪欲に餌を食べている光景を目にするからです。
あなたが迎えた子に合った頻度で理想的な餌を与えてあげましょう!