アマガエルの飼育を始めたいけど、できればDAISOやセリアなど100均の商品で揃えたいですよね。
私も実際にアマガエルをDAISOとセリアの商品で揃えて飼育した経験があります。
その時に分かったコツや問題点についてご紹介していきます。
また、私が最終的に判断した結論についてもご覧ください!
アマガエル飼育で使える100均商品【一覧】
私もアマガエルを久しぶりに飼育することを決めた時、まずは節約したくてDAISOで揃えられないか考えました。
最近ではペット用品も充実していますので、アマガエルを飼育する際にも使える100均商品はけっこうあるのではと考えていました。
最終的に私が使用したのは、
ポイント
①飼育ケース
②水入れ
③餌入れ
④バケツ
⑤霧吹き
こちらの5つだけです。
というのも、100均にアマガエル専用商品が販売されている訳ではなく、アマガエルを飼育した経験がほとんどないため、どの商品が絶対に必要なのか分かりませんでした。
①飼育ケース
飼育ケースは、DAISOにスライダー式の物や300円、500円と大きめのサイズのものまで販売されています。
私が捕まえたアマガエルは小さい子供だったので、100円の小さいケースで1ヶ月くらい問題なく飼育できていました。
大人のアマガエルや数匹飼育する場合は、500円の飼育ケースが良いです。
けっこう大きめの登り木も入りますので、アマガエルが比較的快適に過ごせる環境を用意できます。
子供のカエルにとってもこのくらい広いとストレスも抑えやすいと思いますので、初めから500円の飼育ケースを購入しても良いですね。
ちなみに、ホームセンターなどで同じサイズの飼育ケースを購入しようとすると、800円、1,000円を越えるものも多いため、やはりDAISOがコストも抑えられて良いですよね。
②水入れ
アマガエルが水分を体内にとりいれる、または排泄にも水入れは必要です。
水入れはDAISOやセリアにも陶器からプラスチックなど様々なものが販売されているため、好みのもので問題ありません。
私はこのように浅めの容器を入れています。
オシャレなデザインの水入れにしてレイアウトを楽しむのも良いですね!
深さがあり、滑りやすい容器の場合、アマガエルが登れずに溺れる可能性があります。
ヌマガエルの場合は何度か失敗した経験があるため、中に石や木などの足場を作っておくと安心です。
③餌入れ
正直餌入れはなくても良いです。
あくまでも初めに100均でアマガエルのためなや購入したものになります。
しかし、個体によっては餌入れで動く餌を確認して食べに行くタイプやじっと餌を待つタイプもいます。
※飼育経験から
そのため、初めは念のため餌入れに餌を入れておき、食べてくれるか試してみるのも良いです。
ただ、慣れてくるとピンセットや手から直接餌を食べてくれる子も出てきますので、餌を発見しやすい飼育環境なら餌入れは必要ないと感じています。
④バケツ
バケツは水入れを洗う際に必要になりますので、2つあると便利です。
ただ、1匹のアマガエルだけを飼育する場合は、変え用の水入れを用意しておけば問題ありません。
※入れ変えて水入れの掃除は終わります
アマガエルを飼育し始めると、何匹も飼育してレイアウトも楽しみたくなるため、用意しておくと良いかもしれません。
⑤霧吹き
最後は霧吹きですが、必須ではありません。
アマガエルに雨の環境を演出するために購入し、当時は毎日霧吹きしていました。
現在はほとんどしていませんが、水浴びをしているため、霧吹きをしなくても体調は良さそうです。
水入れがあるため湿度も上がりますからね。
野生のアマガエルは木の上などでずっとじっとしていますので、わざわざ毎日水を浴びに川や田んぼまで移動し、また木に戻る作業を繰り返しているとも考えづらいです。
アマガエルは乾燥に強い生き物ではありますが、雨の日など自然を演出する目的で軽く霧吹きをしてあげると良いです。
アマガエル飼育に必要【100均で揃えられない物】
アマガエルを飼育する際に必要なものは、飼育ケースや水入れなど以外に
ポイント
・餌
・床材
・登り木
などが必要になります。
床材は必須ではありませんが、私はカエル用のソイルが販売されていましたので、レイアウトや糞の手入れのしやすさにも敷いています。
※糞がソイルに絡まって分かりやすく、捨てやすくなる
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そして、100均では購入できないのが「アマガエルの餌」ですよね。
ダイソー・セリア、レモンなど各店舗に生き餌は販売されていません。
すぐに手に入れやすいのは、ホームセンターなどで販売されているミルワームやコオロギです。我が家には様々な両生類や爬虫類がいますので、自家繁殖させているミルワームを与えてみましたが、こちらは小さいアマガエルも食べて大きく育ってくれました。
ジャイアントミルワームは噛む力が強いので、最悪アマガエルが死んでしまう可能性も十分にありますのでご注意ください。
また、コオロギは動き回るのでアマガエルも反応が良いです!
環境が変わり警戒し、食欲が落ちているアマガエルでも食い気が増す傾向にあります。
コオロギの値段ですが、最安値はヤフオクです。
サイズごとに販売されていますので、子供のアマガエルなら3~4mm、大人のアマガエルなら7~13mmサイズのコオロギが最適です。
※写真の子は大きいコオロギを捕らえているため、サイズに合ったコオロギを与えてあげてください
また、イエコオロギよりもフタホシコオロギのほうが飛びづらく、水分量も多いので扱いやすくおすすめです。
カルシウム不足対策にカルシウムパウダーを購入しておくといいです。
※500円以下で購入可能です
野外で採集もできますが、意外とコオロギは大変でしたので、購入されたほうが効率的です。
もっと安く済ませたい場合、ワラジムシをあげてみましょう。
カルシウムも豊富でコスパの良い餌です。
ダンゴムシについてはこちらの記事もご確認ください。
私はかなり探し続けていますが、海の近くはかなり密集していることが多いので、一度探してみてください!
あと、登り木については拾ってきたもので問題ありません。
軽く洗って干してから使うと安心ですね!
【体験談】アマガエルを100均の商品で育てた飼育記録
アマガエルを100均の商品で育てた飼育記録をご紹介していきます。
実際にアマガエルを100均の飼育ケースで育てていた期間は1ヶ月ほどでしたが、どの子も死なずに大きく成長してくれました。
例えば、この少し細めだった子もコオロギやミルワームをたくさん食べ、健康的な体型になっています。
※下が成長後の姿です
このようにブクブクに太った子もいるほどです。
※風船病ではありませんでした
あと、こちらの猫用の器がDAISOには販売されていますが、この上にミルワームなどの餌をいれておくとアマガエル達が気づいて食べに来ます。
また、中に隠れるスペースもあるため、意外とアマガエル達にはストレスを抑える良いアイテムだと感じています。
※新しく買い換えたので写真にはいませんが、5匹入っていた時もあります
500円の飼育ケースにも入るため、何匹か飼育する際には入れておくと良いですよ。
飼育ケースや隠れ家、登り木など安心できる環境を用意し、水入れで水分補給まで100均で確保できれば、あとは餌を用意してアマガエルを育てる準備は基本的に整います。
アマガエルを100均飼育ケースで育てる際のデメリット
アマガエルを100均の飼育ケースで育てることもできますが、やはり
注意
・アマガエルにストレスを与えやすい
・水入れの交換などがやりづらい
・アマガエルが脱走しやすい
このようなデメリットがあります。
アマガエルにストレスを与えやすい
野生のアマガエルは、広大な自然の中で暮らし、伸び伸びと暮らしています。
この話をされたら、そもそも飼育すべきではないと突っ込まれますが、やはり近くで観察もしたいですよね。
とはいえ、ダイソーの100円飼育ケースでは小さく、環境としては自然に近いとは言えません。
アマガエルにとって、糞の匂いが充満したりと、私達が想像する以上にストレスを感じているかもしれません。
ダイソーの飼育ケースで育てる場合、500円の大きい飼育ケースにしましょう!
水入れの交換などがやりづらい
100円の飼育ケースでは、水入れがそもそも入りません。
水を染み込ませたテッシュを入れて育てることもできなくはないですが、アマガエルにとっては理想的とは言えないでしょう。
500円の飼育ケースでも、アマガエルに注意しながら水入れを交換したりと少し面倒な作業です。
ここが最も手間のかかるデメリットかもしれません。
アマガエルが脱走しやすい
アマガエルの水入れや糞などの掃除をする際、隙をみて脱走されます。
私も何度焦らされたことか……
アマガエルは、ヒキガエルのように地面を走り回ることはなく、壁や隙間に入り込んでジッと隠れます。
そのため、「こんなところにいたんかい!」と驚くこともあります。
そこで、私はもっと多くのアマガエルを育てたいと思い、ハムスター飼育などに使われるグラスハーモニー450を購入しました。
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扉タイプですので掃除もしやすく、アマガエルが脱走しづらいこともメリットです。
中に観葉植物も入れてレイアウトも楽しめますし、アマガエル達も集まって休むので環境としても理想的に近づきます。
今のところ、100均飼育の頃も含めうちのアマガエル達はまだ1匹も死んでいないため、必要なアイテムと餌が揃えばアマガエルは飼育もしやすいように感じています。
お財布に余裕がありましたら、是非グラスハーモニーでレイアウトを楽しんでみてください。
うちには他にもヒキガエル達もいますので、いろんな生き物の飼育にも最適です。
アマガエルの飼育環境は100均でも揃うが理想的ではない
アマガエルの飼育環境は、DAISOなどの100均でも揃えることができます。
飼育ケースも大きいものが500円で販売されているため、比較的余裕のあるスペースで飼育できます。
小さいアマガエルであれば、100円の飼育ケースでも育てることはできました。
しかし、掃除の手間や脱走のリスクは高いため、グラスハーモニーのようなケースを購入されたほうが飼育もしやすく、観葉植物を入れたりとレイアウトも楽しむことができます。
アマガエルにとって快適で、私達も見て楽しめる環境がやっぱり飼育にはベストなのかもしれません。