アシダカグモが人になつくとの噂があります。
子供の頃から様々な生き物と触れ合ってきた中で、アシダカグモはサイズが大きいだけでなく動きも早いため、どうしても克服できていません。
アシダカグモが本当に人になつくのであれば、急に可愛く思えるかもしれませんよね。
実際に飼育をしてアシダカグモ嫌いを克服できたのか、実験結果も参考にご覧ください!
アシダカグモは人になつく?
ある日、部屋に入ってきたこのアシダカグモを見て、ふと「アシダカグモを克服したい」と思うようになりました。
そんな時、ネットで「アシダカグモが人になつく」との噂を耳にしました。
人になつくことはない
アシダカグモが人になつく噂の真相について調査した結果、「アシダカグモが人になつくことはない」という結論に至りました。
個体差はあるため、中には人を警戒せずに近寄ってきたり、大人しく触られる個体もいます。
YouTubeでもアシダカグモが可愛いと触っている動画がたくさん投稿されています。
しかし、基本的に臆病な性格なため、人が近寄ると素早く逃げ回る、もしくは見つからないようじっとして動かないようにしています。
無理に捕まえようとすれば、鋭い牙で噛みつかれます。
では、そんなアシダカグモが飼育すると人になつく可能性は本当にないのか確認してみました。
アシダカグモを飼育してみた結果
アシダカグモの子供が部屋に入ってきたため、捕まえて飼育してみました。
【初日】
触ろうとしましたが、まだアシダカグモが苦手で無理でした。
アシダカグモの反応もかなり警戒しており、前足を上げて威嚇していたため、噛まれる可能性もかなり高そうでした。
【1週間後】
反応は相変わらず良いとは言えません。
子供でもあるため、動きはかなり俊敏で威嚇もしてきます。
優しく手に乗せようとしても逃げ回って物陰に隠れようとするため、この反応から
・床を叩くと近寄ってくる
・ケースに近寄ると出てくる
・餌を手から受け取ってくれる
このようになつくようになるとは到底思えません。
他の生き物でも人になつくのではなくなれることはあります。
例えば、カエルも人になれて警戒心が落ち着くことはあります。
しかし、個体差がかなりあるため、初めから人を警戒しづらい個体、人の気配に対し敏感に反応してご飯を食べなくなる個体など様々です。
アシダカグモの場合も、このように個体差で人を警戒しづらい個体がいると聞きます。
しかし、飼い主についてきたり、呼んで集まってくる話は一切耳にしませんよね。
このような映像が一切ないことが、アシダカグモが人になつかない結論なのではと感じています。
私自身、アシダカグモを飼育してから少し慣れてきたため、また今後飼育をしながら調査を進めていきます。
なぜアシダカグモが人になつくと言われたのか?
アシダカグモが人になつくと言われる理由として、臆病な性格が関係していると言われています。
しかし、臆病な性格であれば反対に人を警戒して逃げ回るため、人を避けるのではと感じています。
実際にうちのアシダカグモは毎回じっとして警戒するか、逃げ回って物陰に隠れてしまいます。
あくまでも私の予想となりますが、アシダカグモが人になつくと言われる理由は、YouTubeなどでアシダカグモを触っている映像が投稿され、その姿が大人しくて可愛く、人になついているようにみえることが関係しているのではと考えています。
アシダカグモはクモの中でも多くの方に知られていますし、中には可愛いと動画にコメントを残している方も少なくありません。
もちろん「鳥肌が止まらない」とコメントされている方もかなり多いですがw
アシダカグモと同棲できる?
アシダカグモが家に入ってきても追い出さずに同棲する人は少なくありません。
実は、私もアシダカグモを飼育し始めてから愛着がわいてしまい、そのままペットとして飼育しています。
アシダカグモを家に住ませておくメリットとして、
メリット
・糸を出して巣を作らない
・ゴキブリを食べてくれる
・基本的に物陰に隠れている
このように、家に入ってきたゴキブリを食べてくれるだけでなく、徘徊性のため巣を作ることもありません。
※産卵時などに糸は出します
そして、基本的に物陰に隠れて潜んでいるため、日中に見かけることもほとんどありません。
ゴキブリが苦手な方にとって、アシダカグモと同棲することで悩みを解決してくれる心強い存在になってくれます。
アシダカグモも苦手な方には地獄ですがw
また、アシダカグモは獲物を追って移動する習性もあるため、放っておくと家からいなくなるケースも珍しくありません。
人になつくクモは存在しないのか?
アシダカグモが人になつかないことが分かっていますが、他の種類のクモでも同様に人にはなつかないのか気になりますよね。
結論ですが、クモは人になつかないと言われています。
とくに可愛いと人気なのはハエトリグモですが、ハエトリグモもかなり臆病ですので、人が近づくと背を向けて逃げることがほとんどです。
たまにこちらを見上げてくる個体もいますが、動く私達に反応しているだけですので、警戒していることには違いありません。
ジョロウグモの場合も「ジョロウグモ相撲」に向けて飼育し、だんだん人に慣れてくると言われていますが、なつくことはありません。
アシダカグモに刺激を与えないことが大切
アシダカグモが人に慣れることはあっても、なつくことはありません。
実際に飼育してみても反応はほとんど同じでした。
また、他のクモの種類も同様に、人にはなつくことはありません。
アシダカグモは臆病な性格なため、無理に慣れさせようとはせず、飼育する際には隠れ家を用意して静かに過ごさせてあげましょう。
家に出た際にも殺さずにそっとしておくと、ゴキブリを食べてくれたり良いお仕事をしてくれます。
このように、私達とアシダカグモは適度な距離感で付き合うほうがベストなのかもしれませんね!