キリギリスはバッタ界でも最強と呼ばれていますが、天敵はいるのか気になりますよね。
バッタを食べる肉食動物は多いですが、キリギリスはそんな肉食動物を捕食してしまうこともあります。
キリギリスが危ないと言われる理由についても解明していきましょう。
キリギリスに天敵はいるのか?
昆虫界で最強と呼ばれるキリギリスにも天敵はいます。
天敵リスト
・鳥
・カマキリ
・蜘蛛
※アシダカグモなど
・カエル
・猫
・タヌキ
・テン
・スズメバチ
・人間
などになります。
意外と多いことに驚きですね。
空からも陸からも襲われるため、昆虫界で最強と呼ばれるキリギリスでさえも常に油断ができないと言えます。
同じ昆虫でもカマキリやアシダカグモ、スズメバチなどが天敵となります。
また、偶然遭遇した猫には遊ばれるように猫パンチを何度も叩き込まれます。その後は食べられることもあり、キリギリスには太刀打ちできません。
そして、私達人間も天敵となり、例えばキリギリスを他の昆虫と戦わせたりするYouTube動画が流行っていますが、選ばれたキリギリスは不運でしかありません。
キリギリスは危ない昆虫?
天敵は多いキリギリスですが、「キリギリスは肉食で咬むから危ない」と恐れられている昆虫です。
その理由としては、
注意
・天敵を食べることもある
・海外のキリギリスはさらに巨大で危険である
・咬まれて泣いた経験がある(私の体験談)
こちらが理由となります。
それぞれ解説していきます。
天敵を食べる
キリギリスの天敵の中にはカマキリも含まれますが、反対にキリギリスがカマキリを食べることもあります。
こちらの動画では、キリギリス科のヤブキリがカマキリに勝つシーンが撮影されています。
また、「インドネシアの悪霊」とも言われるキリギリス亜目のリオックも、カマキリ相手でも負けずと優勢に戦います。
このように、状況によっては天敵をキリギリスが食べてしまうため、天敵にとっても命がけの食事であり、キリギリスの仲間は危険な昆虫であることが分かります。
とはいえ、カマキリの場合は鳥を食べることもありますが、キリギリスに関しては鳥を食べた情報が見つからないなど、カマキリとキリギリス(国産)を戦わせた場合はカマキリのほうが有利になる可能性が高いと予想できます。
海外のキリギリスはさらに危険である
アメリカのテキサスには「Neobarrettia spinosa」という「赤い目をした悪魔」と呼ばれるキリギリスがいます。
見た目のインパクトも恐ろしく、さらに餌のコオロギに食らい付く姿はトラウマになるほどです。
日本のキリギリスでも噛まれたら痛いのですが、この悪魔に手を噛まれたら簡単に怪我をします。
キリギリス科には、他にも国内にはクビキリギスという口元が血で濡れたような恐ろしい種類もいます。
また、マレーシアにはオオクツワムシという最大級のキリギリス科の昆虫もいたりと、日本のキリギリスよりも恐ろしく大きい仲間はたくさんいます。
【私の体験談】咬まれて泣いた経験がある
私が小学4年生の頃です。
放課後は毎日、草むらで大好きなカマキリやカナヘビなどを探していました。
ある日、大きなキリギリスを見つけ、私の住む地域では珍しかったこともあり、「絶対に逃がさない」と必死に飛び込んだ記憶があります。
しかし、キリギリスを手で握った瞬間、指に激痛がはしり、驚いて泣いてしまいました。
あの日から、バッタは口元を触ると危険ということを覚え、注意するようになりました。
私の中では、キリギリスはカマキリ並みに危険な昆虫だと認定されています!
キリギリスは他のバッタよりも大型になるため、咬まれた血が出るかもしれません。
お子さんが触る際には十分ご注意ください!
キリギリスの扱いにはご注意ください
キリギリスはなかなか出会えないため、見つけたらつい捕まえたくなります。
しかし、肉食であるため口は鋭く、噛まれたら血も出ます。
天敵は意外と多いですが、反対にカマキリなどの天敵を食べてしまうこともあります。
海外のキリギリスはさらに巨大で凶暴な種類もいるため、危ない昆虫と呼ばれる理由にも納得ですね。